2021年11月17日水曜日

【徘徊】『南町田グランベリーパーク』 約1年半ぶりに出撃。結構な人出 & テナントも進化してた

 


ということで、お金の掛からない暇つぶしネタ、ともいふ。衝動買いしなければね・w

■ 着実に進化っ

東急田園都市線の南の果、『南町田グランベリーパーク』。アウトレットのような、そうでないような巨大商業施設でございます。

田園都市線 南町田駅が、南町田グランベリー駅へと改名するほどに、東急の気合、及び町田市の気合が入った施設。駅直結、と。

2019年年末にオープン。ワタクシは、きっと年明けに訪れています。“騒ぎ”がそろそろ顕在化しつつも、マスクしなくても、誰にも文句を言われない頃のこと。

2度行ってみたのですが、正直、あんましピンと来なかった。

かつ、ワタクシとしては、訪れるための移動に“わざわざ感”がある。

小田急本線の下りに乗り、急行とかチョイスして、相模大野経由で小田急・片瀬江ノ島線。中央林間駅でガチ乗り換えして東急田園都市線。そこ出発して二駅めが南町田駅、と。

ワタクシがプチ散歩(気分転換)として気に入っている、南大沢(京王相模原線)の『三井アウトレットパーク』とは、じつは直線距離ではほとんど変わらない。にもかかわらず、南町田への移動は感覚的には遠い。プチ旅行。

南町田周辺、じつは馴染みあるエリアだったりして、小田急下りの車窓から見える景色とかも退屈なだけなんだろうと思います・w。クルマで訪れるにしても東名使わずとも、たまプラーザ辺りを経由して246、みたいなルートも太古の昔に開発済み....。

そんなこんなで、2020年春には“大騒ぎ”に突入したわけでして、以来、グランベリーパークには訪れておりませんでした。

今回、約1年半ぶりの再訪となりやした。

11月中旬で、朝の冷え込みは厳しくなってきましたけど、当日の昼間は、ポカポカ陽気で風もナシ。徘徊日和・w。

結構な人手。

ある意味、ホッと胸を撫で下ろしました。

商業施設だけでなく、鶴舞公園とも隣接していて、その名の通り、パーク感満点。憩いの暇つぶし広びろ空間として、他にはあんましないか、と。

東急と町田市の目論見は成功したんぢゃないかなー、と。

場所的に集客力のポテンシャルは高いのです。

東急田園都市線。南町田は、小田急江ノ島線(中央林間)とJR横浜線(長津田)にも挟まれている。かつ大動脈の国道16号線と246 が交差するポイントでして、東名横浜インターもあるぞ、と。

町田駅周辺なんかは、江戸時代から交通の要所だったし、JRや小田急の開発も早かったから、それこそ地権者がごっちゃごちゃで、結果として、駅周辺はごっちゃごちゃ。

田園都市線にはニコタマもありますけど、ここも大規模開発できたのは、もともと治水に不安のあるエリアで、玉川高島屋ができるまで、なーんにも無かったから( by 知り合いの岡本のプチ地主、団塊の世代の弁)。

246って大山街道とも言います。江戸時代からの幹線道路。三軒茶屋は宿場町。ごっちゃごちゃ。しかも住宅街が迫っているので、商業エリアの絶対的面積は狭い。東急が再開発するっていってもビル(キャロットタワー)を一棟おっ建てるのがせいぜい、と。

水害の心配が少ないのが要因で、多摩川からかなり離れた 溝の口 も宿場町として発展。JR南武線が走っているからさらに発展したというのもありますが、もともと地勢的に安定しているので溝の口は発展したと申せましょう。

んで、溝の口から西は、小田急や京王ほどには峻険ではありませんが多摩丘陵に突入しちゃうので、アップダウンが激しくなります。たまプラーザとかメルヘンな駅名が増えてくるのも、定住している人が少なかった地域だから、とも申せましょう。

ここで江戸時代にタイムスリップ。江戸人の気持ちを考えてみよう・w

移動は徒歩か馬。

馬も高低差無いほうが楽。

となれば東西の長距離移動に関しては、東海道と甲州街道がメインルートになるのも必然。

それ考えると、たしかに丹沢の大山詣では人気だったかもしれないけど、実利を重視すれば、246ルートってのはサブ扱いだったはず。

ちなみに246を南町田以西で延伸してゆくと、海老名、厚木、伊勢原、秦野を経由しつつ、箱根の北側を通り、結構、標高のある御殿場経由しつつ南下、富士山の南の裾野へ。海もすぐそこ。ここまで至ると東海道とも近いぞ、と。

っか、富士山以西は、山と海が激近で、道路の選択肢はないのです。

ちなみに小田急は箱根の手前で246とはおさらばして、垂直南下しつつ、小田原・箱根湯本でゴール。ロマンスカー乗って遊びに来てね、と。

ここで箱根駅伝は偉大とも思うわけです。多くの日本人が江戸のメインルートの雰囲気を結果的に識っちゃうので。

確かにアップダウンはあるものの、他ルートに比べれば平坦。最後の箱根の激坂がドラマティックですけれど、距離は短い。「箱根八里は馬でも越すが...」でありんす。

ちなみにシャレオツイメージの高い田園都市線が、中央林間駅という、マイナーっぽい駅を、なぜ終点としているのか?

中央林間から西は、丹沢山系が迫っており、鉄道敷設に美味しい地勢(狭い)は、とーくの昔に小田急本線が走っているから。新参者の田園都市線が開拓する余地なし。

ここで書いてて気づいた・w

国道の番号が歴史とか重要性を表わしていることを。

東海道が1号。

甲州街道が20号。

大山街道が246号。3桁、という事実。

それ考えると、八王子と横浜を繋ぐ16号のほゔが上位。重要性が高いところは、真っ先に国鉄が整備されるぞ、と。16号はJR横浜線。

八王子と横浜の丁度中間が、町田駅あたり。グランベリーパークは南町田という呼称がついているけど、4kmも離れている、と。古代の南町田知っているけど、なーんもナシ・w。クルマ屋が目立つ程度...。

んで、甲州街道は20号なのですが、JRではなく京王線。なぜか?

中央線がエグいくらい東西に立川まで一直線というところがポイント。

明治政府は第一に東西移動の効率を重視して、用地買収したのは明白。

甲州街道は国分寺崖線という地勢の影響を受けているので、中央線ほどの一直線は無理。

かつ、鉄道の次は航空機な時代を見据えて、明治政府は、立川に超広大な飛行場用地もゲット。今は公園とか巨大な倉庫街とかに変貌しつつ、立川をさらに北西に向かえば、横田基地。さらに多摩湖の北には入間基地。ブルーインパルスが関東遠征の際は入間経由。

ちなみに立川と新宿の丁度中間あたりに調布。味の素スタジアムはもともと調布飛行場の一部。今でも調布飛行場は広大な敷地を確保している。知り合いの爺さんは、紫電のパイロットだったらしいのですが、終戦を調布飛行場で迎えて、助かった、と。紫電は中島飛行機ですから。三鷹が本陣。スバルが新宿東口の超絶一等地にでかい本社ビルを所有しているのも偶然ではなく。

ちなみに、ちなみに。

調布飛行場の西に、南北に西武多摩川線が走っている。もともとは多摩川の砂利を採取しつつ、それを中央線へと運ぶ目的の鉄道だった。近代化には砂利が必要。後年、西武が買収しただけで、西武本線とは接続しておらず。沿線に競艇場があるのは偶然ではなく。

田園都市線の渋谷、ニコタマ間は、そもそも246上の路面電車。砂利運搬が主目的。ジャリ電と呼ばれていたらしい。

ジャリといえばコンクリというイメージですが、アスファルト以前、道路に撒いてましたから。初期007 で日本が舞台のものがあるんですけど、オープンのトヨタ2000GT をショーン・コネリーがドライブするシーンが駒沢公園であるのです。まだ砂利道ですわ....。

ここらでやっと『グランベリーパーク』に話を戻す・w。

町田市は、バブルの時代以前より、ベッドタウンとして発展してきた。がぁ、移住組の高齢化が進み、かつ移住組の子息は、町田以外に家をゲットするケースが多い。自治体にとって人口減少は大問題である。

東急も同じ。田園都市線は人気みたいだけど、特に多摩丘陵以西の人口減少が目立ち始めた。

町田市と東急が積極協力してグランベリーパークを開発した目的がそれ。もちろん移住だけでなく、観光として田園都市線利用者が増えれば、東急は嬉しいぞ、と。

ただしワタクシみたいに小田急に380円払って中央林間にアプローチして、130円、東急に払って南町田にリーチする人種もいるわけで....。小田急にとっても、町田に新しい人気観光施設が存在するのは悪いことではない。

今回約1年半ぷりに訪れたのですけど、空きテナントとか無かったし、いやそれどころか、オープン当初よりも、充実していた感があります。

駅からリーチして真正面のところにラルフローレン。

11月1日にオープンしたばかり。最低半年前の契約でしょうけど、“騒ぎ”の行方がまだ判然としない時期に、施設の一丁目一番地をゲットするとは....。体力あるなぁ、RL.

南大沢もそうなんですけど、メンズのエリアに、年齢を問わずの女子がいるのもRLの特徴でして、強いブランドだなぁ、と思いますです。

あと既存店とかも、張り切っているなぁ、という印象。新鮮でした。ウィスキーと同じで施設のエージングには、ちと時間が掛かるのでしょう。

ワタクシの近くにはニコタマがあるのですけど、最近あんまし行く気がしない。というのも飽き気味ゆえ。東急が再開発したRISE(ライズ)はオープンから10年以上経ち、熟成というよりか安定って感じ。あるいは“守り”? アディダスとか撤退しちゃったしなぁ。

新宿、表参道、渋谷とか徘徊したばかりですけど、都心のほうが“爪痕”を強く感じましたね。シモキタは、古着屋まみれになったことをご報告しましたけど、小田急が再開発中の地上施設は、未だ空き家が目立ちました。これも爪痕でしょう。

南大沢のアウトレットは、ワタクシの散歩コースですけど、最新の商品構成とかは残念な印象でしたっけ。2年前くらいはグルーヴ感あったんだけどなぁ。きっとこれも爪痕。

アウトレットの看板のひとつにナイキがあると思うんですけど、南大沢の残念感と比較すれば、南町田の充実っぷりが凄い。この差が全体にも及んでいる。最初ナイキは南大沢の品揃えとか、三井不動産に忖度していたと思う。けど、今回は明らかに差がついている。

ナイキはアウトレットに序列をつけて商品を配置している。御殿場とか、グレードナンバー1。さもありなん。南大沢は都心から近いので、ナイキは他にも忖度する必要がある。きっとABCマート。調布のパルコとかにも結構大きいABCマートあるし。

2021年11月の時点で、ナイキ欲し~となって南大沢か南町田行くかで迷ったら南町田をオススメします。


ワタクシ、ワクチン2回摂取済みでして、“騒ぎ”も沈静化ということで、ニコタマ、南大沢、下北沢、新宿、表参道、渋谷と定点観測してみたわけですけど、グランベリーパークのグルーヴ感は突出していました。異質。

暇つぶしのネタに困ったら、いかが?




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