2021年5月10日月曜日

【オッサン流 考察】近所に『餃子の雪松』オープン。他の餃子ショーバイとかと比較してみたっ


ということで、餃子ねたっ。

完全無人店舗。商材は36個入りの冷凍餃子のみ

『雪松』、業態的に珍しいので、いろいろ調べてみた.... という次第。

ご時世により、賃貸店舗の変化率が高い....。「おっ、もう何かが入ろうとしている」ということで動向を注目していたのですが、ななんとテイクアウト専門の冷凍餃子でしたっ。

まっ、創業古いとか、出自の地域性を高らかに謳うとか、昨今、ありがちな戦略...。

運営会社を調べてみれば、群馬ではなく、東京の国分寺に本社機能、と。

ちょっと前、天丼の金子半之助を調べたりとか、閉店後放置プレイのコッペパン専門店とか調べた時と、共通するものがありそーだなー、と。

ただし、こちらもそーとー練られている印象。

パッケージは36個入りだけ。無人。当然のごとく24時間営業。デリバリーには非対応、と。

比較して気になってくるのは、天下の餃子の王将様とか、調布が本店のダンダダン酒場とか、三茶が本店の東京餃子楼とか....。

主役級というかウリは餃子なれど、基本的にはアルコールで儲けるというのが王道でありつつ、どれだけサブメニューを用意するか? 昔からそうですが、東京餃子楼はめっちゃ絞っているな、と。

あと王将も店の手作りとっくにヤメてて、セントラルキッチンで作って冷凍して店舗へと配送というのが常識化。それだったら冷凍か否かでの是非は問われない時代、と....。

『雪松』のお話に戻れば、デリバリーはシカト、あと、どうも現金払いのみみたい....。パクられるリスクよりも、日銭キャッシュフローを重視っちゅー、割り切りぶりでしょうか。

バトルフィールドのど真ん中なんですよねー

んで、冒頭の写真の狛江店にフォーカスしてみれば....。

駅から近くない...。かなり交通量の多い松原通りに面しているので、認知されやすいメリットは大きい。ただし、路駐の難易度は高い。ちゅーか、ドライバーが、路駐をためらう心理が働くはず。

かつて松原の交差点付近にセブンが出来たのだけれど、交差点に近すぎるせいで開店時から閑古鳥。(激怒しただろう)地主経営からセブン本体運営に変わった後、とっととミニ(クルマ)のディラーになっちゃった.... 的な。


まあ、住宅街だし、近くにコンビニとか、雑貨扱い系の薬局とかもあるし....。郵便局の本局も近いし、ジワジワと認知は進む要素はあるかなー、と。でも本質、クルマで通りかかる人以外は、半径500mくらいが商圏かなー、と。

クルマで何回か通りかかって、気になって仕方がないみたいな人のバヤイ、近所のローソンの駐車場にシレっと置いて、ちよっと歩く的な技もあるかなー、と。

雪松の店舗開発は、当然そのくらいのことは考えているはず....。

ポイントはやはり味、そしてプライス。

1000円÷36個で、一個30円以下

東京餃子楼の冷凍テイクアウトを調べてみると、約50円、と。

んで、ここまで書いて思ったのが、何処でも買える、味の素のヤツ。

激安OKストア価格で考えると、一個20円くらいでしょうか。

『雪松』の商材が、よほど他と違っていて、麻薬性が高かったらアレなんすけど、それこそコンビニとか24時間営業だしな....。

確かに『雪松』のコンセプトはトンがっていて面白いし、店舗は加速度的に増えているみたいなんだけど、冷静に分析してみると、やっぱりそんなにラクショーな感じもしない.....。

ちなみに、関東だけでなく、中京地区にも店舗が多くて、へー意外的な....。セントラルキッチン、何処にあるんだろー? 的な....。

まあ、目新しい店舗は、どんな業態でも最初はバブる....。

狛江店に関して言えば、そもそもその並びのドラッグストアは、長年、京王電鉄系のKOストアだったわけです。けど、そこはきっとオーケー中和泉店オープンのせいで撤退したと予想されます。

500mくらい離れたところには、いなげや(スーパー)あるし、それこそ昼間の買い物だったら、オーケーの古いやつ、中和泉店、狛江の駅前にはOX(小田急系のちとセレブ系)、そうそう喜多見の駅前にはサミットもあるわ....。しかも、ローソンは激近くて広い駐車場がありつつ、そんなに離れていないところにセブンもあるなぁ。

地域性に勝てるのか?

ここで言いたいのは地域性なんす。

スーパーもバトルゾーン、激安からセレブ入っているのまでいろいろあって、コンビニもバトルゾーン。

あと冷凍とはいえ自分で調理しなくてはならないわけで、出来上がったものを食べたいっていうニーズもあることでしょう。などと考えると、雪松狛江店の横は、街中華だわ。

※ 人気の街中華の手作り... とかたまーには食べたいかも。

狛江の駅前には、緊急事態宣言化でも酒なしで営業続けるダンダダン酒場もある。喜多見には王将もあるし、何件か、中国系とかローカル系の中華料理屋もあるなぁ....。もちろんラーメン屋もある。

雪松さんをdis.るつもりはまったくない。

「へー、こんなの出来たんだ~」と思いつつ、かなり割り切ったビジネスモデルは興味深い。が、なにより半径500mで鑑みれば、多種多様なレッドオーシャンでして、果たして、1年後とかどんなるか? が気になるという次第。

とどのつまり、他店舗展開してゆく上での、個々の店舗の「地域性」の問題っすね。

人ってすぐ飽きるからな~、と。

たまーに通りかかるんで、その動向、注目し続けたいと存じます。

ご健闘をお祈り申し上げます。



0 件のコメント:

コメントを投稿