2013年6月13日木曜日

続「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」


昨年暮れには、かなりドコモに貢献したはずの「AQUOS PHONE ZETA」。

最近ではスマホ用のSoCで一大勢力となっているクアルコムの

追加出資が決まったばかり。経営再建はまだまだ綱渡り状態か、と。

にもかかわらずドコモは2013年夏モデルの「ツートップ」からシャープを外しました。auにもSBMにも積極的に機種提供しているシャープなので、イヂワルされたのでしょうか......。大人の世界のことは分かりませんが・笑。

でも、スペックを吟味するほどに、このドコモの夏モデル用「ZETA」、“多数派の日本人好み”というか、隅々まで頑張っているナと感じられます。

「Galaxy S4」を“実売”で勝つ(日本国内で........)がトータルでの開発目標だったことでしょう。

で、今回は話題のIGZO液晶はとりあえず置いておいて、モニタサイズに注目したいと思います。

最新「ZETA」のそれは4.8インチ。フルHD。1920×1080。となります。

シャープのバアイ、もちろんテレビが主原因でコケたわけですが、まさに「AQUOS」というブランド名そのものが、テレビモニタとの強い関係性を謳っているわけですね。

テレビ。果たして「次」の世代はどうなることでしょう。

ちなみにスマホで天下取っているSamsungも現状のテレビでは業績悪いです。

で、いわゆるテレビなのですが、世の中に出回っているフツーのワイド画面って、先に述べた「1920×1080」なんですね。デスクトップ用PCのワイドモニタなんかもまさにそれ、です。



で、これ↑ なんかは有楽町のドコモスマートフォンラウンジの隅っこに展示してあったスマホからテレビを操作するデバイスです。まあドコモぢゃなくても似たようなのフツーに売っていますけど・ 笑。

スマホからテレビへの出力に関しては、目とモニタの距離は離れているのでフルHDにこだわる必要もないのではないか、との説はごもっとも。

ちなみにワタクシの「Galaxy Nexus」は4.7インチのHD。HDMIでテレビ出力しても十分綺麗だと思っています。

けど、Samsungは最新の「Galaxy S4」では自社製かつ有機ELなフルHD開発にこだわったわけです。つーか、めちゃくちゃ開発は難航したらしい。結果は5インチ。とはいえGalaxy S3と較べても、本気で目を点にしないと、同じ画面サイズ(面積)に見えゃうくらいの差でしかない。あくまでアスペクトレシオでの0.2インチ違いですからね。

auの冬モデル「HTC J butterfly」も5インチのフルHDが売り物でした。

スマホのバアイ、ただデカきゃいいとはきっとメーカーですら思っていない。にもかかわらず、なんでその多くがことさらフルHDに拘っているのでしょう?

確かに綺麗。けど、ちょっとした未来を見据えると、テレビやPCモニタの連携がもっともっと密接になる時代が来るはずだし、その時に「1920 × 1080」というピクセル数が効いてくる、と。

でもすっごく技術的に難しい。だってスマホの場合、ピクセル小さくしなくちゃならないし、制御するCPUも高性能である必要があるし、おまけに高性能なCPUは電池喰うし、と。

ここで最新のiPhone5のRetinaディスプレイのスペックを確認してみましょう。

「人の網膜」では判別できないという超高性能を謳う「Retina」です。

336ppi。1平方インチあたり336p。凄いですね。

ただし、これを4インチ画面へと広げればピクセル構成は、「1136 × 640」となるわけなんです。

フルHDの「1920 × 1080」という数字と較べてみてくださいませ。

つまり現状のiPhone5用RetinaでFHDを作ろうとすれば、4インチというモニタサイズそのものが現状では足りない.........ということになるわけです。そもそもRetina、Samsungが作っていたりしますしぃ。シャープも作ったりしていますしぃ。

この点において、「もしかしたら次期iPhone(5Sのことぢゃないぢょ・笑)はモニタサイズ拡大されるのではないか?という予測が生まれるわけです。可能性というか。

また最新「ZETA」のモニタサイズは繰り返しますが4.8インチ。フツーのスペックヲタのバアイ、「なんだ5インチぢゃないのか.....」などというマグル丸出しなところで思考停止ですが、やや進化したヲタのバアイ「4.8インチなのにFHDなの? スゲー!」となるわけです。

一個のピクセルがデカくしていいのであるならば、「1920 × 1080」なんていう数字は楽勝です。

「小さい面積にギュっと詰め込む」というのが凄いわけです。

1個のグリッドのサイズが超極微になるわけですからね。

で、これだけ企業業績が低迷しているにもかかわらず、シャープというか「IGZO」というブランド名の周囲には世界の名だたる企業が群がっているというのが現状ですよね。

きっと凄いんですよ「IGZO」って・笑。

ただし今の段階では、スマホ単体でモニタを眺めたバアイの美しさで言えば「Galaxy S4」って超素晴らしいと感じています。個人的には......。

でもスマホにとって目下の大懸案は、やはり「電池のもち」ですね。ソートーな技術革新がそこにないと、FHDはビクセル数にほぼ比例して電池を食らうと考えるのは正しいはず。もちろんその本質的な技術革新のひとつの例こそ「IGZO」というわけ。

スマホなんてQHDのもっと小さいモニタサイズにしちゃえば、自動的に電池の持ちとかCPUの負担も小さくなっていいのかもしれません。でもFHDに対するチャレンジは続けていないと「何かあった時に超ヤバイ」ということなのでしょうね、きっと。

いぢょ。

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