2013年10月11日金曜日

「ドコモ 2013-2014 冬春モデル 発表会」を眺めて


今回のドコモの発表会をUst.で眺めつつ、なぜか知らないが、ソフトバンクの孫社長のアンニュイな表情とか、言っていたことの意味が繋がっていった感じ。

で、なんか二年前の「Xi」の本格導入の時を思い出したりもしました。同じことを繰り返しているって感じかなぁ。

たとえば下の比較。



「いかに下り150Mbpsが激速なのか」をイメージで表現したもの。

一番左が今秋導入の1.7MHz帯による150Mbpsのダウンロードスピード。

真ん中は37.5Mbpsのスピード。なぜかここでは75Mbpsではない・笑。

右は、3GのFOMA。14.4Mbps。いわゆるひとつのFOMAハイスピード。一昔前のAndroidスマホはこれだったわけですね。

二年前もこれやってたな~、と。

FOMAハイスピードと「Xiの下り75Mbps」で......。

孫社長が「ベストエフォートの理論値を、もうソフトバンクは言わない。なぜならユーザビリティと乖離しているケースが多く、不当表示にあたるから」的なことを言っていたけれど、まさにこのことだな、と。でもあいかわらずドコモは“あ・え・て”このイメージ比較をするわけですね。

次に周波数帯のボリュームを表現した図。



LTEに対応した800MHz帯って、今、ドコモはたったの2000局くらいしかないはず.......

2.1GHz帯は、3.2万局あるので一番下に配置しているのは、とりあえず許す・笑。

で、なんと1.5GHz帯も今のところ2000局しかないのでした~。3Gガラケーのおかげでパッツンパッツンな800Mhz帯はともかく、1.5GHz帯対応のトライバンドのAndroidをもう一年も前から販売していて、そんな体たらくっぷり.......。

あと「150Mbps」、「この10月からサービスイン」、「年内には山手線全駅対応」と高らかに謳っている1.7GHz帯ですが、2014年末までに2000局と発表されています。あと14ヶ月くらいかけてコツコツコツと2000局にもってゆくわけですねぇ・笑。

ちなみにauの800MHz帯LTEですが、今のところ3.4万局あったりしまーす。

あと、ドコモは2013年3月の時点で、下り75Mbpsに対応している基地局はたったの6400局しかなかったらしい。それを2014年3月末までに、4万局にもってゆくそう。ようするに75Mbpsの能力もった基地局でも、3Gの干渉とか怖くて、わざわざ37.5Mbpsで運用していたみたいなんですよねー。一縷の望みはそこしかないのでは?

そして1.7GHz帯のエリア。



やっと今回、対応エリアをドコモは明示した印象なのですが、結構、広いっすね。けど、なんでハッキリと明示してこなかったかと言えば、「隣の県では運用しているのに、なんでうちの県ではダメなんだ」みたいな人がいるからだと思ったりします。

前回の記者会見でも、わざわざ日本地図の上に文字載せたりして誤魔化していたしぃ。

ただし、「山手線全駅」に代表されるよう、超混雑する都心部からピンスポットで打ってゆく感じでしょう。繰り返しますが、2014年末までに.......2000局です。

まあどうせ、2015年1月サービスイン予定の「700MHz帯LTE」の繋ぎですよ、きっと。

で、ドコモもとりあえずiPhone扱うようになっちゃったし、700MHz帯を導入し始めれば3キャリアの通信品質競争も一段落しちゃうし、結局、ARPU稼がせてくれるスマホユーザー=“オイシイ層”をどれだけ取り込むかが大切なのだけれど、昨今、MNPは圧倒的にauがもっていっちゃってて、孫さん超アンニュイって感じなのかなー、と。

とりあえず、いぢょ。

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