「au 21013冬モデル 発表会」

ドコモがiPhoneを扱うようになって、なんかひとつの山場が終わった......てな印象ですかねぇ。

戦国時代も沈静化、みたいな感じ？

iPhone、Android、そしてLTEという3つの要素が複合して、動乱が起こっていた、と。

もちろん今後も“変化”はあるでしょうけれど、“ちょっと先は見えた感”というのが出てきたのかなー、と思いつつ、それが孫社長や田中社長の表情とか物言いに出ている気も.......。

ARPUを削り合うような消耗戦してまで、“３軍”は闘い続ける意思などハナからなく、淡々とフラット化に邁進してゆく印象ですねぇ。

今回のauの冬モデルも“auらしい変態度の高いモデル”が一切なく、なんかドコモのラインナップを眺めているよう。面白みはない。ドコモユーザーが安心してMNPしてくれたらいいなぁ、みたいな感じでしょうか......。

あと動画では残っていないのですが、発表会後の田中社長の囲み取材で興味深い発言発見。

「ソフトバンクはiPhone5s/5cの在庫を意図的に大手量販店にぶっ込んでいた」というもの。

なるほど！

事実、発売直前にヨドバシの在庫状況を確認したところ、SBMのリッチぶりが際立っていたのですね。個人的にはこれ、AppleがSBMに対して贔屓したのかな、と思っていた。先行者ではありますし。

で、先日の孫社長登壇のSBM冬春モデル発表会にて、iPhone5s/5cの販売状況の円グラフが提示されたわけです。それは既に媒体で発表されたものでしたが、何と、SBMのシェアが50パーセントに迫るものでした。

そのグラフだけ眺めれば「圧倒的にSBMが選ばれている」です。

でも、そのデータって大手家電量販店のみの集計(← 端末人気ランキングの数字とかは、ずっとこの数字を使っていますね)。アップルストアやキャリア直営店の数字は含まれていないのでありました。なので意図的に量販店に在庫を振り分ければ、“データの演出”はとっても簡単なんですね・笑。

９月の各キャリア契約数等の発表は来週でありつつ、MNPの真実は、そこで明らかになるというわけ。

とっても楽しみですね。

想像以上にSBM → auのMNPが多かった.......という可能性はある。というのも、関東における「ダブル倍速LTE」の始動はかなり遅かったからです。「最近のSBMは速っ」というユーザーの実感とか風評が伴わないうちに、MNPゆえの割引もあるしで、アーリーアダプターなiPhoneユーザーがごそっとプラチナLTEなiPhoneにシフトしてしまった.......などという可能性は否定できない......。

先日の発表会でのどこか元気のない孫社長の表情はこれだったりして.........。

来週の頭、10月7日あたりには9月の販売統計が出る。続いて10日にはドコモの冬春モデルの発表会。さらに連休明けには「Nexus5」の発表ですな・笑。

いぢょ。

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