2013年12月7日土曜日
2013年11月期 最新『MNP』でドコモはどうよ!?
2013年11月期の『携帯電話・PHS契約者数』が発表されました。
で、結果は........明確に“ドコモ持ち直し”でしょう。
切り口はいろいろあると思いますが、まず『通信方式別加入者数』から観てみます。
ドコモは“3G”契約がマイナス754,300。
すごい数でしょ。マイナスで..... 75万件です。
ただし、です。“LTE”契約は、プラスで..... 847,700。
約85万件。これたったの1ヶ月ですぜっ!!!!!!!
もちろんMNP使ってポートアウトしちゃった人はいるけど、トータルで眺めれば、「Xi」端末を1ヶ月で85万台も売りさばいているわけです。もちろん通信料として着実に今後のARPUの拡大も見込めるわけです。
100万台前後だった昨年よりは減っているみたいですけれど、それでも85万台なんです。
一方.......
auは、190,200。
SBMは、237,100。
ちなみに、『通信モジュール契約数』(みまもり携帯とかフォトフレームとかネ)は、ドコモはたったの5000台程度しか売っておらず、auは12,300。SBMは73,000(嗚呼....)。この数字を上の数字(『通信方式別加入者数』)からざっと引いてみましょうか。
auは、17万台程度。
SBMはこれも17万台程度、となります。
繰り返しますが、ドコモは85万台ですわ。
オトナとコドモ.....。
auとSBMはどんぐりの背比べ......。
もちろんドコモからのMNPポートアウトは続いているし、結果的にはそのほとんどをauが吸収している。
ただし、ドコモは分母が超デカイわけだから、ポートアウトして、他キャリアでオトクな買い物しちゃえ~ってな人が必然的に多くなっちゃうのは当然でしょう。そもそも扱っている端末、今や他と大して変わらんのだしぃ。
で、そのポートアウト分とか元の鞘に戻してみれば、です。
『純増数』は横並びで各社、月16万件程度のものとなるのです。もう成熟市場も成熟市場。子供少ないしね。
そんな感じで考えると、ドコモ → ドコモで新機種買うっていう既存ユーザーの超巨大さを改めてご理解いただけるというものでしょうぞ。
「ドコモがiPhoneを扱い始めたらどうなるか?」なんていうシミレーションはauにしろSBMにしろ独自に行っていたはず。
まっ、こういうことになる、わけです。
孫社長は絶対に、“今年の段階でドコモがiPhone扱い始めると、ドコモの寡占状態が維持されちゃう”から、今のところはヤメてほしい、とティム・クックCEOにも直談判していたはずなんだな~(もち、想像ですが.....)。
もちろんこの願いはソフトバンクの利益にもなる。けど、ドコモ寡占の日本のマーケットが不健全である......みたいな要素は多分にあるはずで、健全化のためのコントローラーの役割をアップルに期待していたとは思う。Jobsにも常々言っていたと思う(もちろんこれも勝手な憶測)。
けどなぁ。夢と理想を語り合ったJobsさんとは違い、まあ株価も急落していたし、クックさんはクックさんなりの判断で、ガラパゴス島一気完全制覇を決断したのだと思います。
もちろんハイエンドスマホの勇として“次期通信規格”たる「LTE-ADVANCED」のパテント等(ドコモがたくさん持っている)も今のうちからしっかり抑えておきたい、というのも絶大にあったでしょうね。
まっ、仕方ないやね。
ドコモから広告もらいたかったり、お仕事もらいたい人は、今後とも軽々しくドコモの悪口とか、言ったり書いちゃりしちゃダメだよ~ん・笑
とりあえず、いぢょ。
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