ということで、UQ mobile も2016-2017冬春モデルを発表しましたっ。
目玉はやっぱり、ファーウェイ P9 lite PREMIUM でしょう。
そもそもau系デムパは、通話回線(3G)にCDMA2000という特殊な規格を使用しておりまして、端末調達に苦労していました。au本体も同様です。
ワイモバイルに対抗すべく、UQ mobile も本格始動といった趣だったわけですけれど、端末ラインナップがビミョーでありました。
iPhone 5s 、arrows M03、DIGNO L といった夏までの布陣では、かなりの寂しさ.....。
けど、秋以降、一気にラインナップを拡充。
特に、値段コンシャスな、ASUS Zenfone Go と、同 Zenfone 2 Laser という二機種のVoLTE対応は大きかった......。この二機種、まさに格安スマホ界での鉄板人気。
そして今回のファーウェイ P9 lite PREMIUM。PREMIUMというからには、普通の牛丼ではありません・w
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そもそも今年後半になってファーウェイは絶好調。シェアを飛躍的に伸ばしている最大要因が、P9 lite の存在です。
楽天モバイルに代表されるMVNO経由での販売。Amazonに代表されるネット通販での単品売り。さらには家電総合店でのワイモバイルによる取扱い.....。
販路も鉄板。
しかも、最近はワイモバイル各店が、ファーウェイ製品のアフターを全面的に導入。Amazonで買って、マイネオと組み合わせているP9 lite でも、故障・修理の場合、街のワイモバイル店舗が窓口になってくれるという新サービス......。
そもそもソフバンとファーウェイは仲がいい。端末もそうですが、基地局等の通信インフラに関して、ソフバンはファーウェイ製品を積極的に使っている。今年、ホークスのスポンサーになったので、ヘルメット・サイドにファーウェイのロゴマークが踊るほどに仲がいい。
習近平直下の国策企業されるファーウェイなところはかなり“アレ”ですが、こと日本市場に対する緻密な取り組みにはワタクシ、舌を巻いているところ。
そして今回の、P9 lite PREMIUM ですわ......。
UQ mobile としては、価格・品質・性能をトータルしたところで、最も戦闘能力の高い格安スマホを調達したいわけです。
ちょっと調べれば、P9 lite が既に我が国で絶好調なのは明白。
そこで、UQ mobile は、au のVoLTE に対応するP9 lite を作ってくれないか? と打診したのでしょう。レディメイ的ドな端末になるわけで、UQ mobile にとっても賭け。だって端末って買い取りだし、それなりの最小ロットは必要となるわけだし......。
んで、ファーウェイは対応した、と。
SoC そのものをスナドラ化している。Snapdragon 617。
そしてメモリを2GBから3GBへ。この1GB分がプレミアムの理由でしょうか・w
ファーウェイもUQ mobile も、かなり気合いが入っているぞ、と。
が、です。
強敵というか、現状“格上”のワイモバイルは、ほぼ同時のタイミングにて、来年2月からの“通話し放題”の開始をアナウンス。うーん、修羅の世界......。
そもそもワイモバイルとか、UQ mobile 志向なユーザーは、キャリアのサービスに近しい内容を期待しつつ、月々の支払いは端末代込み込みにて3,000~4,000円程度に抑えたいという方々が多数派でしょう。
となれば、リアル・ワールドに於ける“タッチポイント”の絶対数が肝心要となります。
現在、ワイモバイルは、全国で約4,000店舗といったところでしょうか。一方、UQ mobile は、約1,000店舗........。
しかもワイモバイルは、最近、街のワイモバ専業店でも、P9、P9 lite 、そしてFREETEL端末を取り扱うと明言。じつは家電量販店のワイモバ・コーナーでは、既にメーカー各社のSIMフリー端末は取り扱っていたのでした。今回、取扱い端末を厳選しつつ、街のワイモバでも発売開始という次第......。
わざわざUQ mobile を選ぶという必要性というか必然性がチト見出しにくいかもなぁ......。
ニヤっと笑っているのは、ファーウェイ?
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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