ということで、着実にシェアを伸ばしている格安スマホの世界.....。
従来は、ASUS、ファーウェイ、FREETEL の三社が三つ巴の状態だったのですが、ここにきて変化が現れはじめました。
それは、ファーウェイが、頭ひとつ分、リードし始めた......という事実。
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2位はASUS、そして3位にFREETEL。
三強の構図に変化はありませんが、序列が明確化してしまったのが昨今の状態......。
そんな状況を生み出している原因のひとつが、ファーウェイ P9 lite が爆裂に売れているゆえ。
2位のASUS Zenfone 2 Laser は今や型落ちですし、3位のZenfone Go は、5.5インチの大画面と2万円切りの低価格の組み合わせといった、特殊性がウケている模様。
あくまでも5インチ、5.2インチあたりが、我が国のメインなニーズ。
そして、富士通コネクティッドテクノロジーのarrows M02が第四位に入っています。パチパチ。
ここでの注目ポイントは、最新のM03ではなく、M02という点です。2016年7月のランキングなんですよ。にもかかわらず、トップ10に、M03の文字はありません。
Amazon で確認すると、両機の価格差は5,000円ちょっとでしかありません。けど、実売は大きく違ってきちゃう.....。これが格安スマホならではの厳しい世界ではないか? と。
続いて5位は、FREETEL REI 麗。
ここでやっとFREETEL。
ランキングだけみれば苦戦しているのは明確。価格帯もP9 lite と同じようなものだし、筐体のデザインも悪くない......。なぜ?
楽天モバイルが扱っていないのが大きいのでは? と思います。
先日のエントリーでご紹介しましたが、楽天モバイルのシェアはついにナンバーワン化しました。
楽天モバイルで、どれだけ端末を売ってもらえるか? が、とても大切。
にもかかわらず、楽天モバイルではFREETEL端末の扱いがない。
なぜか?
FREETELは端末メーカーであると同時に、MVNOでして、同じくFREETELブランドにて格安SIMも売っているからでしょう。
つまり、楽天モバイルの競合である、と。
ワイモバイルなんか、併売店では、平気でFREETEL端末売っていたりします(組み合わせるSIMはもちろんワイモバイルのSIMですが....)。家電量販店とは、基本、袂を分かつ政策もとってますし、楽天って、そういうところの線引きが厳しい......。
あと、FREETEL端末では、8位に、Priori 3 LTE、9位に、MIYAVI。どちらも2万円以下の端末でして、従来的な格安スマホの世界では、FREETELのシェア拡大を担ってきたわけですけれど、この辺りの価格帯で“数”だけ稼いでいても、FREETEL的には厳しいのが現実ではないでしょうか?
ちなみに、6位、7位には、ファーウェイが入っています。
6位が旧モデルのP8 lite。
そして驚くべきことに、定価6万弱のP9 が7位に入っているのでした。
トップ10の中では、それこそ、そのほとんどが税込み3万以下のモデルばかり。
にもかかわらず、6万弱のP9 が7位。これは事件です。MVNO各社が、独自ローンを設定するのが当たり前の時代というのもあることでしょう。けど、価格が価格ですからねぇ。端末に魅力があれば、決して“格安”ぢゃなくても売れる時代に突入です。
んで、10位は、電池もちと5.5インチの大画面が売りの、ASUS Zenfon MAXが滑り込み、と。
ベスト10内にファーウェイ、ASUS、FREETEL が三機種づつということで、まさに三強のままですが、1位のP9 lite が突出して売れていて、結果、ファーウェイのシェアがグンと伸びたのは間違いないところ。
5.2インチモニタ、しかもFHD。筐体のデザインも美しく、高級感すら漂わせている。もちろん肝心の価格もこなれている。
ASUSは、丁度、Zenfon 3が発表されたばかりのタイミングでした。しかも、国内仕様は、4万弱からと、価格帯が実質1万円上昇してしまいました。
果たしてASUSの目論見は当たるのか?
FREETELは、先に述べたよう、楽天扱いが無い.....。というか、楽天のみならず、競合たるMVNOが積極的に扱いたくない商材というところが痛いところでしょう。
となれば、家電量販店と仲良くして、FREETELコーナーを拡充してゆく.....というのを推進しているところですが、同じく家電量販店に強いのがワイモバイル。なかなか厳しいですな、現実問題......。
FREETELは、端末ブランドと格安SIMブランドを分けないと、販路は広がっていかない状況ってことですかね?
ともあれ、これからの注目点は、P9 lite を凌駕する勢いで、Zenfone 3 が売れるのか? ってことでしょう。定価3万9800円から。税込み4万2,984円........。
どうなんでしょうねぇ。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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