2013年冬モデルで最も“不憫な子”かもしれない、au『isai LGL22』。もちろん今回もイーモバイル版『Nexus 5』(EM01L / LGD821)と比較です。
実際に２台を並べてみるほどに、やっぱり“不憫な子 大賞”は、『isai』かも.........という気持ちになっちゃいますねぇ.........。良く出来てるのになぁ、と。
しかし、明らかに“売れていない”わけで......。
『Nexus 5』は５インチモニタ。『isai』は5.2インチモニタ。“0.2インチ”分、ちょっと『isai』のほうが大きい(背が高い)という感じで、やっぱり、似ています。ベゼル幅とかのバランス感とか、とっても似ている.......。さすが姉妹機。
『Nexus 5』
『isai』
ドコモ『G2 L-01F』とで“三姉妹”ということにもなると思うのですが、『G2』はギリギリまでコンパクトネスに拘っているので、三姉妹の中でもそれこそ異彩を放っていますね。一方、『Nexus 5』と『isai』はかなり目鼻立ちが似ていて、“あ、もしかして姉妹？”という印象です。
実際に手にとってみてのホールド感とか、片手持ちでの操作性なんかも似ている。
背面がフラットなことと、筐体の端っこの処理というか形状が似ているからだと思います。
『Nexus 5』
『isai』
個人的には、『G2』の筐体の隅っこをギリギリまで削って“片手持ちの操作性”を向上させる.....というデザインが大好きだったりします。それに比べて『isai』って........とか思っていたわけですけれど、『Nexus 5』とフィーリングは似ていて複雑な心境であります・笑
いや『isai』のほうが、頑張って端っこをラウンドさせる努力が伺われる、かも。
『isai』の重量は152グラムと、そこそこなわけですけれど、『Nexus 5』や『G2』とは違って防水を始めとするガラスマ機能はフル搭載。それ考えると、やっぱりめちゃくちゃ頑張っているモデルではないでしょうか？
けど、明らかに売れていない........。ワタクシ、ずっと週ごとのスマホ販売ランキングをウォッチしてますけれど、総合ランキングはもちろん、au単独のランキングでも、トップ10以内に見掛けたことがありません(間違っていたらスミマセン........)。
で、2014年新春、早くも『isai LGL22』は“MNP一括ゼロ円”がフツーとなっております。MNP弾使ってもゼロ円かぁ。フツー、iPhoneいっちゃいますよねぇ。
一応、2014年au冬のトップモデル。しかも４色もカラバリがあったりもするしぃ。
ちなみにLG電子の開発者インタビューも読みましたけれど、『isai』はauのほうから共同開発の打診があったそうです。2012年の11月とのことでしたから、やはりスマホの開発って丁度一年前からスタートするというのが一般的なようです。
この“共同開発”というスタンスは、HTCとの間で既にお馴染みのものですが(2012年夏モデルの『HTC J』から)、きっとHTCの開発スケジュールと咬み合わないことが分かり、LG電子に白羽の矢が立ったのでしょう。既に『Nexus 4』はLG製でしたから、Nexus開発メーカーとしてのLGという面でも当然、興味があったことでしょうし。
とにかく決して悪くはないはずの........『isai』。ただし、ドコモ『G2 L01F』のようにSIMフリー化することはできず.......。MVNO各社による格安「SIMカード」での運用も不可、と。そもそもCDMA2000という特殊な3Gを使用しているため、auのSIMと組み合わせないと、通話すらできないぞ、と。
ちなみにGooglePlay版『Nexus 5』(LGD821)は、W-CDMAモデルですので、auのSIMと組み合わせて使う......ということもできず。
最近ドコモの「Xi」のスピードも上がってきているみたいだし、確かにauのプラチナLTE(800MHz)は魅力的だけれど、なんかauチョイスすると、“自由に乏しい印象”が、昨今、強くなってきちゃいました.......。
もちろんそれが逆に“auの強み”でもあるとは思うのですけどね。お客さんに分かりにくいカタチで上手に“閉じている”というか.....。
やはり『Nexus 5』だけでなく、『iPhone 5s/5c』にもSIMフリーモデルが登場したってことが大きいのでしょう。個人的には、キャリアに対する“意識”が間違いなく変わってしまったようです。
とりあえず、いぢょ。
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