LTEスマホにすると、それまでの“通話割引”がチャラになり、かつ30秒21円などという、かなり高額な通話料が掛かるようになってしまう.........。
この部分に於いては、ドコモもauもソフトバンクも皆同じ。十分に“カルテル”という言葉を使ってもいい状態だったわけです。表面的にはいがみ合っているけれど、こと“ARPU”というコアな部分では、しっかり背中で手を握り合っているというか..........。
まさに大人の世界・笑
ただし、やはりドコモが『iPhone 5s/5c』を扱うようになって、国内のマーケットは怒涛の変化を遂げてしまっている様子.........。
まず、突出した人気モデルを、３社共に売っているわけですから、当然、MNPを行使して、他キャリアへ移動する、という“流動性”は落ちます。ドコモが大好きな人はたくさんいるのです・笑
とはいえ、それでもやっぱり諸般の理由で“移動”する人は結構いるぞ、と。
ただし、特にドコモからのポートアウト組のほとんどを喰っているのが“au”。固定回線とセットにした“家族割”の威力、プラチナLTEのイメージ、そしてKDDIという老舗プランドの良きイメージ、と。
さらに2013年12月分の端末契約者数では、ドコモが約２年ぶりにトップに輝いたぞ、と。株価対策もあって“純増ナンバーワン”を続けてきたソフトバンクは２位へと転落。ただし、３位のauとは5000件くらいしか違わないから、いつ“ドベ”になってもおかしくない.........。
で、先日のauの新製品発表会の質疑応答で田中社長が、質問に対してついポロっと呟いてしまったのは、ドコモの12月の純増の中身は、MVNO各社による『格安SIM カード』の契約数が底上げをしていたそうです。
もちろん格安『SIMカード』は、ドコモの回線を利用しているものがほとんどですから、今後、ソフトバンクは純増でナンバーワンを奪還するのは難しいのではないでしょうか？ これはauも同じです。
ただし、auは、MNPで、トップであり続ければ良い、ということですね。
かなりピンチかも、ソフトバンク.........。
せっかく大枚はたいてイーモバイルを買収して、しかも『iPhone 5s/5c』発売までに日本全国での“ダブル倍速LTE”を実現して、実際に速いってのに、かなりの劣勢ではないでしょうか。
auの最新のCFでは、「繋がって当たり前、何小さいこと言っているんだ。広さだよ、広さ」とか言われちゃっているしぃ。もちろん半沢さんに言いたいこと言わせた“倍返し”なわけですが・笑 昨今、マジで殴り合いモードになっていて、一消費者としては、結構、面白いのですけど.........・笑
で、きっとソフトバンクは絶対に何か新しいことやってくるだろうナ、と個人的には予想していたわけです。
で、昨日のニュース。
今年2014年４月契約分からの新定額プラン開始、ですね。通話料を他キャリアに対してのものでも定額とする新プラン。通話料定額！
7GB /月 までのパケット定額。【Mパック】が6,980円。これに“５分以内×1000回”までの通話無料分をプラスするという内容となっています。
確かにそもそも通話時間が減っているというのは事実だと思いますが、きっとダーターだと人って使いますね・笑 高いからVoIP使っていただけだと思いますぅ・笑
禁断の“ARPU”に手を付けたのは間違いないですな。だって料金お構いなしにズルズル通話する人って多そうだもの・笑 特にドコモ・ユーザーとか・笑
あと、ソフトバンクは、決算報告など眺めれば、“値引きに対する基礎体力”は随一ですね。それは利益率の高さに出ています。
逆にNTTのメタル回線時代に超大量に採用した団塊以降の世代が、これからドンドン退職していって、退職金とか企業年金とかがバリバリに嵩むNTTグループの場合、低料金競争には自ずと限界があるはず。
ソフトバンクがなりふり構わず値引き路線を邁進する可能性はあるぞ、と。だって、もともとそういう会社だしぃ・笑
また先に述べた【Mプラン】のほかに、【Lプラン】というのもあって気になります。
月額9,980円で15GBまでパケット定額。【Mプラン】にあと3,000円乗っけるとプラス8GBも増える、と。
テザリングしまくっても15GBあれば結構、ヨユーですよねぇ。これ新しい！ 下手なWi-Fiルーター、もう本気でいらないかも、です。ちなみに無料音声通話の中身は【Mプラン】と同じになっています。
また、これらソフトバンクの新プラン、2014年４月からというのも気になります。
３月までは、新入学とか新社会人とか転勤、引っ越しとかで、1年のうちで最も端末販売が動く時期となっています。にもかかわらず、この時期には新料金プランは投入しない、と。
あくまで4月から。4月21日から。
4月........。消費税導入ですな。
間違いなくマーケットは冷え込みますな。新料金プランは冷え込みに対するカンフル剤として機能することでしょう。それを狙ったタイミングか、と。
仮に『iPhone 6』が秋口に出るとして、夏商戦とかソートー冷え込むんぢゃないでしょうか。
あと、ソフトバンクは、900MHz帯のプラチナLTEを4月にはサービスインします。それとの“合わせ技”で派手にガンガンやるのも間違いないですね。
ともあれ、です。
やっぱり仕掛けたのはソフトバンク！
時代はガンガン、変化してゆきますなぁ。
とりあえず、いぢょ。
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