2016年3月30日水曜日

この夏スタート『LINE モバイル』。格安SIMの最強コスパ『mineo(マイネオ)』と比較っ!


『LINE MOBILE(LINE モバイル)』

かのLINEが、突如、格安SIMマーケットに参入というニュースが瞬間的に話題になりました。

スタートは、2016年夏とのこと。

価格は月500円から。また同時に、LINEのトークとか、IP電話とかが使い放題というのも衝撃的ではございました。

これは凄いことになるかも......。

そうワタクシ、一瞬思いましたっけ。

ただし、発表から時間が経つにつれ、蓋を開けてみたら意外と大したことないかも......と思うようになったのであります

まず大前提。

ユーザーが支払う“絶対的な金額”が低くなければ、破壊力は低いこと

LINE は500円から、という具体的な額を既に提示しています。

けれど、LINE MUSICし放題とか、ツイッターし放題とか、フェイスブックし放題とかのオプションを加えていった場合、簡単に月 1,000円くらいになっちゃうのかも? と思うわけです。

けれど、1,000円という価格は、絶対的にはお安いとは言えない。

なぜなら、既に格安SIMの相場は、月3GBで900円となっているからです。

しかも、格安SIMの場合、高速モードのみならず、低速モードを設定しているものも多い

具体的には、IIJmioの場合でしたら、低速モードは“バースト転送機能付き”の下り、200kbps。

もちろん高速モードに比べれば、遅いのは間違いありませんが、画像付きのタイムラインとかも、結構、フツーに表示してくれちゃいます。

ただし、IIJmioの場合、低速モードでは、直近三日間でのデータ量制限があります。366MBです。

366MBを超えると、スピード制限が入り(下り50kbps)、スマホは実質使い物にならなくなりますが、そういう時は、高速モードに切り替えればいいだけ。

なので、3GB分の高速モード、そして理論的には、月 3.6GB使える低速モードをあわせて、トータルで6.6GB / 月も使えちゃうわけです。たったの900円 / 月にて。

ちなみに、mineo(マイネオ)の場合は、ほとんどの機能がIIJmioと同一の上で、低速モードは“使い放題”となっています

もう一度、言います。低速モードは使い放題です。

実際ワタクシ、ここ3カ月ばかり、LINE MUSIC と契約しています。

組み合わせているSIMは、mineo(マイネオ)。



さすがに、音楽配信サービスを高速モードで聞き続ければ、100MB単位でデータが吹き飛んでいってしまいますが、当然ワタクシは、低速モードにてLINE MUSICを楽しんでいます。

つまり、この夏を待たずして、LINE MUSIC UNLIMITED(無制限)状態を実現しているのでした

ここで「もしかすると、LINE モバイルは、音質を“高”の状態でもストレスなく聴ける環境を提供するのかも?」という淡い期待はあります。

ワタクシ、LINE MUSICの設定を“高”の状態にて、聴いてみたりもしました。実験的に......。

結果は、とんでもないデータを消費します。アルバムとか2、3枚とか聴くと、簡単に1GBとか飛びます。

動画配信サービスの“中”程度と変わらないくらいのデータイーターとなります。

LINE がそこまでデータを大盤振る舞いするか? と言えば、きっとしないはず。

アプリごとに、通信スピードのコントロールは可能ですから、UNLIMITEDを謳いつつも、音質の設定のほうはLINE側が決めることになるはずです。

ここでの仮説

特にmineo(マイネオ)をチョイスすれば、実質、900円/月ほどで、UNLIMITED(無制限)状態は、既に実現してるのでは? ということ。

また、LINE としては、ユーザーが自社プラットフォームへの接続時間を増やすことで、スタンプとかゲームの課金とか、MVNO事業とは異なる面で、収益を増やすのが狙いだと予想します。

なので、YouTube の接続時間増やしてもGoogleが潤うだけ。

高速通信モードで大盤振る舞いする必要性がそもそもナイ、のであります。

ここに冒頭で述べたよう、ユーザーの“絶対的な支払額”が、1000円、2000円となれば、その内容がどうであれ、LINE モバイルのインパクトは、相当、薄れてしまうはず。

現状、格安SIMの価格競争は、相当なところに来ていて、それこそドコモの卸売りが低価格化しない限り、採算ギリギリなのではないでしょうか?

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つまり、LINEモバイルに求められるのは、MVNO事業で多少、損(持ち出し)したところで、既存LINEプラットフォームで回収するという気概というか、気合というか、根性があるか? ということ。

それが出来ないと、本質的な魅力は出てこないわけです。

以上のオハナシと、「天下のLINEなんだから、MVNO事業を始めたら、今まで格安SIMなんて知らなかった人たちへのリーチが容易。凄いことになるのでは?」というのは別のオハナシ

間違いなく、一気に認知度は上がることでしょう。

けれど、既に格安SIMを使っていて、ある程度のリテラシーをもっている層に対して「さすが、LINEやっ!」と言わせることができるかどうかは別、ということ。

直球勝負ではなく、ただの変化球で、あんまし知らない人は、安い・お得と思うかもしれないけれど、実際は大したことないという可能性......。

現状、LINEは、LINEモバイルの詳細なサービスとか価格とか発表していません。

そんな状況でdis,るつもりは無いのですが、ワタクシの場合、「いざ蓋を開けたら、意外に大したことないかもね」と思い始めた、ということなのであります。

ドコモに限らず、キャリアから卸受ける帯域の価格は、MVNO業者同一なんですから......。

※ ただし、卸値が安いのはドコモだから、価格訴求ならドコモから帯域買うのが本筋。

L2接続すると、コストが掛かる。だから、イオンモバイルのように、IIJmio をMVNEにして、少しでも初期投資のコストダウンを図ろうとすると、簡単に破綻しちゃったりもする

それくらいコスト面で厳しいギョーカイなのでしょう。

イオンだって、店舗への集客力が増して、他の買い物してもらえるかも.....という色気はあるものの、果たしてそれをイオンモバイルの初期投資に“盛る”なんて事さえできなかった、と。

IIJmioは、口を酸っぱくして、最低限必要なサービスは提示していたに決っている。でも、それができない.....。岡田屋の息子は、あいかわらず、増税とか言っているしな.....。会社のDNA的にダメなのかも。

ということで、LINE モバイルには期待してるものの、冷静に考えると......というオハナシでございました。



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とりあえず、いぢょ!

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