2016年11月14日月曜日

絶好調の楽天モバイル。けど事業部単位では、どうもまだ赤字らしい...。注意!【格安スマホ】


ということで、圧倒的な集客で絶好調の楽天モバイル

通話回線付きの通信プランでは、早くも格安SIMギョーカイ、ナンバー・ワンに躍り出た模様。

凄いですね。

ただし、個人的には、通信品質が、あいかわらず脆弱なようなので、契約するつもりは毛頭ございません。

社会現象として、楽天モバイルには強い関心を持っているだけ、という次第でございます。

んで、最新の楽天グループの決算発表をチェックした結果、どうもというか、やっぱりというか、楽天モバイルは、事業部単位では、まだ赤字らしい.....

薄々、そうなのかなー、と思っていたのですが、どうもそうらしい.....。

今回の決算では、楽天本体がやや復調気味ということで、他事業部の数字は、かなり具体的に発表されていました。

けど、楽天モバイルの顧客獲得が絶好調なのは間違いないところですが、こと“具体的な数字”に関する、発表はナシ。

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楽天副社長の平井氏は、「予想を上回る成長を遂げているが、今の段階では投資フェーズ。来年も投資を継続することで、大きなマーケットを獲得したい」と述べています。

“投資フェーズ”。投資段階。つまり、収穫以前。つまりつまり、まだまだ赤字。

以前、楽天モバイルの発表会で、記者のひとりが「まだ赤字?」てな質問をして、楽天の中の人が、「絶好調ですよ!」と答えていたのが気になっていたわけです。

ギョーカイ内では、楽天モバイルがまだ赤字なことが常識化しつつ、それを大前提にした受け答えに感じたわけです。楽天の人は、はぐらかせた返答なわけです。

広告宣伝費で生きている各種メディアは、本当過ぎることは、自らのメディアで語ることを自粛するのが常です。が、たまにパンピーにも“尻尾”が見える時がある・w

他には、最新の発表にて、楽天スーパーポイントで、楽天モバイルの通信費を払っている人は、ななんと45%にものぼるという正式発表がありました。

楽天モバイルとしては、楽天カードを始めとする楽天本体とのシナジーの大きさを強調したかったのでしょうが、ご存知のよう、楽天は、ポイントをバラ撒いている傾向があります。

果たして、ARPUの半額近くがポイントによる支払いであるとしたら、事業部単位でのキャッシュフローは幾ばくか? とワタクシは考えたわけです。

具体的にいきましょう

楽天モバイル専用モデル、ファーウェイ honor 8。5万円ちょっとする、ファーウェイのP9 と、ほとんど中身も外見も一緒のモデルとなっちょります。にもかかわらず、定価設定は4万円ちょいの激安っぷり。

基本、評判いい。実際、広く売られているP9も、想定以上に我が国で好調な模様。

とにかく、オーナー 8は、ファーウェイと楽天がタッグを組んだ、超戦略モデルと申せましょう。

んで、そんなオーナー 8.....。

定価が安いにもかかわらず、楽天カードを使えば分割払いの金利手数料が無料。楽天カードを新規に作れば、5000円分のポイント還元。さらにウェブ申し込みの場合、定価から、さらに1万円引きとなっちょります。

つまり、3万ちょっと。通信のための初期費用なんかは、ポイント還元でまかなえてしまう。

ちなみに、データSIMでの契約は可能なので、速攻解約前提で、オーナー 8を手に入れることも可能。この場合も、端末代の分割は、そのまま継続されるようになっています。一括返済とかはしなくても良いのです。

オーナー 8は間違いなく、超戦略モデルですが、そんな端末販売で、まともな利益を出すつもりが、ほとんど無い、といった印象をもちます。

けど、楽天カード作ってもらって、楽天カード使ってもらえば良い? 実際、楽天の金融部門も好調の模様であります。

また、楽天市場での買い物の約60%が、既にスマホ経由になっているとのこと(楽天発表)。

楽天の本業と、楽天モバイルとの相性も極めて良いと申せましょう。

なので事業部単位での、短期での損得よりも、3大キャリアと並ぶ、新たなる第三極としての地位を盤石なものにすることが、今のところは大切という判断になるのではないでしょうか。

ただし、昨今、楽天モバイルの勢いを凌駕するのでは? という存在が勃興しちょります

それは、ワイモバイル。

圧倒的な、リアル・タッチポイントを既に稼働させているのが、最大の強みとなっちょります。

この点が、楽天モバイルは弱い。

ただし、リアル・タッチポイントの増設には相応のコストは掛かる。けど増やすことが楽天モバイルのこれからの成長にとっては急務......。

YOSHIKI のギャラとか、超高そうだし、地上波でCFを打つなら、PCに疎遠な人が、気軽に楽天モバイルにアクセスできる“場”は必要不可欠。

けど、そもそも赤字なのだから、コストをセーブする努力は大切。

やっぱり、解約率の増減を眺めながら、ドコモからの帯域の仕入れをギリギリまでケチるってな手法が王道になることでありましょう。

なので、今後も楽天モバイルの通信品質は、良くて現状のまま、と覚悟すべき。というか、ユーザーは相変わらず増え続けるでしょうから、劣化の可能性のほうが高い。

ただし、新しいスマホが欲しくなったら、楽天モバイル経由での入手を積極的に検討する価値は、きっと大ありなことでしょう。

まあ、MVNO各社がおしなべて赤字体質気味。楽天モバイルに限ったことではないので悪しからず。

そんな感じかな~。

とりあえず、いぢょ!

【追記】

     ひとくちに“格安SIM”と言っても、その中身は天と地っ!




ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ


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