2016年1月11日月曜日
『LINE』の成功は、初期開発の話を知ると、偶然であり、たまたまであり、必然でもある。
スマホ時代にコアとなるアプリはメッセンジャーである。
これひとつの仮説。
ここで日本に於いて絶大なる影響力をもつアプリ『LINE』を再確認してみます。
LINEアプリがリリースされたのは、2011年6月。まだたったの4年ちょっと......。
開発中は、インスタみたいな画像中心のSNSも検討していたそうだけど、震災を経て、重要性といった部分で文字情報中心のチャットでゆくことにしたそう。
そもそも、スマホで何するか? から始まっている。
ここにスタンプと無料通話機能が四ヶ月後に追加。
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絵文字の発展形として、スタンプの発案は、理屈では納得するものの、開発当初は、開発陣でさえ、自信などちっとも無かったそう。実際、リサーチしても、ウケたのは女子高生グループだけだったらしい。
ここで、スタンプを売る、というマネタイズが導入されもした。
ただし、当時、LINEは電話機能のほうに、人的リソースをブッ込んでいたそうで、チャット機能は開発は手薄だったらしい。
メールより手軽なチャット。スタンプでスマホでの文字入力の面倒臭さを補う。キャリアメールの束縛もない。
そしてユーザー間の無料通話。高い通話料を払いたくないというのも皆の願い、と。
ただし、これらはLINEでなければ出来なかったか? と言えば、そうではないでしょう。
“たまたま”っぽい感じもする。
ただし、韓国資本ということもあってか、日本のドメスティックなしがらみが少ないところで、スマホ・ユーザーの願いを素早く実現できたところが、“必然”なのかもしれません。
特に無料通話機能に関しては、キャリアの目を気にするところでは、ハナから検討の対象外だったのは間違いなし。
んで、オープンなSNSだったら、ツイッター使えばいいし、画像中心ならインスタ使えば良い、と。
結果として、覇権を握っちゃった、みたいな印象。
たとえば、『LINE MUSIC』の強さも、ポータルサイトとしての『LINE』の強さと、決して無縁ではないことでしょう。というより、ダイレクトに繋がっている印象です。
ともあれ、親しい人、顔見知りの人とのコミュニケーションが何より大切.....。
当たり前すぎですが、スマホファーストとは、顔見知りファースト、ということでしょうか。
とりあえず、いぢょ!
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