2014年2月25日火曜日
『Xperia Z2』登場! ドコモ『Xperia Z1 SO-01F』と比較してみる!
噂どおり出ましたね、ソニーの新フラッグシップ『Xperia Z2』。早っ。
ドコモ『Xperia Z1 SO-01F』とか、au『Xperia Z1 SOL23』とか、国内では、この冬、最も人気のあるAndroid端末でありつつ、当然、オーナーの数も多いわけで.......。ワタクシだったら、かなり“涙目”のタイミングかな、と。
ただし、です。
ソニーとしては予定どおりですし、決して開発スケジュールをソニーが隠していたのではないのです。
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というのも、ソニーの平井CEOは、「トップモデルを半年ごとに投入する」と昨年(2013年)半ばには明言していたからです。
『iPhone』にしろ『Galaxy Sシリーズ』にしろ、各社トップエンドモデルは年1回のフルチェンが普通。
ただし、年1回のフルチェンでは、後半の半年は“値引き”で販売数を維持するという流れとなります。
ソニーはそんな“値引きの期間”を嫌って、ギョーカイ掟破りの“半年でフルチェン”を実行し始めているのであります。
振り返ってみましょう。
『Xperia Z』が発表されたのは、1年前の『MWC 2013』(スペイン・バルセロナ)。
『Xperia Z1』が発表されたのは、その約半年後の2013年9月2日。ドイツ・ベルリンの『IFA 2013』。
CEOの発言どおりの“半年ごと”なのです。
ただ、今回の『Z1』 → 『Z2』の“流れ”に関しては、ワンセットで企画されている印象がありますね。
というのもですね........素朴なギモンとして「なんで5インチモニタなのに、Z1ってこんな薄らデっカイのだろう?」というのがありましたから。
そして今回の『Xperia Z2』は5.2インチモニタ。シャシーやインナーパーツの多くは共用を前提として(=コストダウン)、「次のは、“より画面サイズの大きなモニタ”を採用して新規性を出す」という作戦だったのでは?と勝手に想像しちょります。
ここで筐体のサイズと重量を確認です。
『Xperia Z1』
幅 74ミリ × 高さ 144ミリ × 厚さ 8.5ミリ 重さ 170グラム。
『Xperia Z2』
幅 73.3ミリ × 高さ 146.8ミリ × 厚さ 8.2ミリ 重さ 163グラム。
ほぼタメ、ですね。
バッテリー容量は........
『Xperia Z1』
3,000mAh
『Xperia Z2』
3,200mAh
バッテリー容量は若干上がり、でも重さは若干減っている(7グラム)。
でも、やっぱり基本的には“タメ”の世界のような気がします。なにせ発表されたのはグローバルモデルでして、ガラスマ機能の多くは非搭載です。
で、『Xperia Z2』の他の目立った特徴は.........
「4K 動画」
「ハイレゾ音源 / デジタル・ノイズキャンセリング対応」
「Android 4.4.2 KitKat」
といったところでしょうか。
「4K」で録画するとどれだけメモリ喰うのでしょうか・笑
あとデジタルノイズキャンセリング対応ですけれど、あくまでも専用のヘッドフォンが必要となります。
98パーセントのノイズキャンセリング機能ってかなりのもの。ただし、これ、ソニーの新型ワイヤレスヘッドセット『MDR-EX31BN』で、誰でも体験できます。オススメですよ・笑
あと「Android 4.4.2 KitKat」に関してですが、どうも『Xperia Z2』は、まだ新ランタイム「ART」に対応していないみたい......。
平井CEOは、Googleとのパートナーシップを強調しています。たとえば、他メーカーに比べてちょっと早く新OSの概要を知る.....みたいなものに関して。
でも、「Dalvik」から「ART」への流れは、必然というか必至のものでして、これへの対応が、Android 4.4発表から4ヶ月も経つのにバリっと間に合っていない.....というのはちょっと気になるところ。
ハードウェアだけでなく、ソフトウェアにどれだけ対応能力があるのか?が、やはり、ヴァージョンアップも含めての大きなポイントなわけですから.......。
で、なんかソニーは、基本的にこのボディサイズのまま、モニタ面積を徐々に広げていって、同時に軽さと“薄さ”だけは追求する......みたいな作戦なのでは?と思ったりします。
Samsung『Galaxy S5』が、びっくりするほど変わり映えしないデザインで登場したことに驚かされましたが、特に北米マーケットで『Z2』がどう受け入れられるのか? ソニーにとっても正念場なのではないでしょうか。モバイル部門でしっかりした利益出さないと、もう“もの造り”のソニーには後がない......。
ちなみにオートバイのカワサキの『Z』は、アメリカで大当たりしてカワサキの二輪部門を復活させたのでありました(遠い昔のオハナシですが......)。そうそう、クルマの『フェアレディZ』も北米で大当たりして日産大儲けでした。
日本メーカーにとって『Z』は縁起のいいアルファベットなのであります。
『Xperia Z2』も頑張っていただきたく存じます。
とりあえず、いぢょ。
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