ドコモ『Galaxy J SC-02F』がヴァージョンアップしたようです(2014年２月12日)。
内容を確認してみれば、「docomo ID」に紐付けされた各種サービスが徹底的に強化された模様。ようするに主にドコモ用のヴァージョンアップ。
ドコモのiPhone導入とか、Tizenスマホの発表延期とか、ドコモとSamsungの関係性の変化が取り沙汰されている昨今であるものの、今回の“ドコモ用ヴァージョンアップ”のスピード感はなかなか.....。
ちなみにドコモの狙いは何かと言えば、ドコモ・プロデュースによる「擬似Google空間」をクラウド上に作ることで、顧客の利便性向上を唱えつつ、“顧客の囲い込み”を強化するためのものでしょう。
ただし、『Gmail』、『Google Drive』、『Android Device Manager』等々を利用すれば済む問題だったりするので、いらないっちゃいらない・笑
『dマーケット』等に、そこでしか得られない優れた商材が存在するのかは、当方は知らないけど.......。
似たようなことはSamsungも独自に行っているわけであって、ドコモでSamsung製端末を購入すると、なかなかにややこしいかも・笑
今回のヴァージョンアップでは、Samsungの腕時計型端末『Galaxy Gear』と『docomo ID』との連動性も高めている。まだまだドコモとSamsungは仲良しの印象ではある。
一方、Googleは、たとえば『Galaxy Gear』のようなSamsung製品間でしか利用できないAndroid端末を嫌っている。非オープンな、閉じた生態系のこと。
2台を並べてみると、同じ５インチモニタなので、まったくもって似たようなものな、『Galaxy J』と『Nexus 5』。けれど、“似て異なるもの”の典型例なのかもしれません。
一度掴んだ顧客は逃さない......。これ商売の基本ですが、特にAppleのビジネスモデルを模倣すれば、当然、似たようなものになるぞ、と。ただし、そもそもAplleもドコモのi-modeをお手本にしたのでは？みたいなところもあるわけですけど・w
さて、『Galaxy J SC-02F』。
日本仕様としてオリジナリティを追求したのが特徴となっている。
ベースは明らかに『Galaxy S4』。筐体のデザインが別物となっている。カタチ、色、質感を日本人の嗜好性にあわせた、らしい。
ドコモ2012年冬モデルの『Galaxy S3 α』の場合、その半年前に発売された『Galaxy S3』をベースにしつつ、多少、外装の色味を変更しつつ、SoCはデュアルコアからクワッドコアへと大幅な進化を遂げていた。
ただし、相変わらず人気が無かった模様。特に、見た目の代わり映えがあまりにも無さすぎたゆえ......。
あと、2013年冬モデルのau。
トップモデルは、韓流LGとauがコラボした『 isai 』。そもそもドコモとSamsungは、auとHTCのコラボモデルが気になっていたところにもってきて、同じくSamsungと同じく韓流のLG電子がauとツルむということで、『Galaxy J』の企画を立ち上げたと勝手に予想。
ただし、『isai』は轟沈。やっぱり、韓流人気なし。年が明けてからは、“MNP一括端末ゼロ円”で叩き売っているので、『isai』は、やーっと販売ランキングには顔を覗かせるようになった......みたいな風情。
販売では『Galaxy J』も似たようなことになっているのは明らか。
5インチモニタクラスで安易に筐体を四角くしてしまうと、ホールド性とか、片手持ちの操作性とか、相当落としてしまうのでありまして、本当にこれが日本人好みなのかは甚だ疑問ではあります。
『Galaxy S4』の良さが台無し......。
LG『G2』と比較すると『isai』も似た傾向があるけど、『Galaxy J』と比較すれば、『isai』のほうがまだまし。
で、そんなこんなやっているうちに、もうすぐ『Galaxy S5』が正式発表される模様。
予想されているのは2014年2月24日。場所はスペイン。イベントは『UNPACKED 5』。
モニタは5.2インチFHDのSuperAMOLED。超ベゼルレスの筐体を採用しつつ、指紋認証はモニタ上に組み込まれる、とのこと。
あと防水仕様になるのでは？とか、UIにフラットデザインを新採用するのでは？ などとも予想されている。
『Galaxy S3』が世界では大ヒット。続く『S4』は『S3』に比すると、イマイチだったらしいが、その理由は“見た目があんまし変わらなかったから”らしい。
ので、きっと『S5』はビジュアルインパクトのある外観のはず......。
個人的には、正式発表を密かに楽しみにしていたりしています・笑
とりあえず、いぢょ。
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