ということで、ワタクシが所有する3台を並べてみました。
左から、iPhone 5s、ラスタバナナのバンパーケースを付けたiPhone 5s、そして一番右は、Xperia Z3 Compact SO-02Gであります。
iPhone 5s と新型iPhone SEのサイズは同一。
また、Xperia Z3 Compact のサイズは、最新のZ5 Compact と同一ですし、ライバル的なAQUOS Comepactもほぼ同一サイズとなっております。
ここで、なんだどれも似たようなサイズではないか! と言われてしまう可能性もありますが、ワタクシ的に言わせていただければ、「まったく違う!」のでありますよ。
とはいえ、こうは言えます。
iPhone 5s にケースを付けちゃうと、Xperia Z3 Compactのサイズ感、ボリューム感になってしまう、と。
実際、Xperia Z3 Compact の始まりは、Xperia Z1f。まだiPhone の扱いを開始していなかった、ドコモが、ソニーに依頼して開発したモデルなのです。もちろんiPhone キラーとして。
最新Xperia Z5 Compact に至るまで、Compactシリーズがドコモからしか発売されていないのも、きっと企画開発段階から、ドコモの商品企画部が深く絡んでいるからでありましょう。
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ようするに、iPhone は大人気。んで、そのほとんどのオーナーたちが、ケースを付けて楽しんでいる。つまり、ケース付きのサイズを許容している。だったら、そのサイズで、若干コンパクトなAndroidを作ってしまえばいいのでは? iPhone の4インチモニタより、もっと大きなモニタを売りにして.....的な流れのはず。
ちなみに、Xperia Z3 Compact のモニタサイズは、4.6インチであります。
バリバリに“ベタ”な発想によるものではないでしょうか?
一方、Jobs は、確かに日本のガラケーのサイズ感を参考にしたかもしれませんが、初代iPhoneを作り上げるにあたって、絶対的なサイズを導き出したと予想されます。
よく、「手の小さい人には、iPhine SEだね」とかいう言説を散見しますが、Jobs は、身長188cmとされています。あえて小ささに拘っているのですよ、絶対に!
また、一般的には手が小さいとされる女性は、普段からバッグを持ち歩いていますから、じつは男性ほどには、スマホの絶対的な小ささに拘っている人は少ない様子。
ただし、スマホの巨大化のせいで、最近は女性のもつバックのサイズも徐々に巨大化していってしまっているそう。
ショルダーバッグも含めて、スマホのせいで、休日でも手ぶらっぽい人が激減しているのは間違いないところでしょう。
Jobs としては、ポケットに入れても服のシルエットを崩すことの少ないサイズとは?、ずっと持ち続けている上での普遍的なサイズとは? を問い続けたと思うわけです。
特に、幅。
iPhone 5s、iPhone SEともに、58.9ミリ。60ミリ切りというところがポイントでしょう。
Jobは、ハナからケースを付けた状態で使う....みたいな事は、想定していない、というより、前提とはしていない。それどころか、野暮と思っていた模様.....。
一方、Android勢の台頭は、モニタ画面の大型化によるものが大きい。特に、それを牽引してきたのが、Galaxy Nexus 以降のSamsung でありましょう。
Galaxy Nexus なんて、登場時、「馬鹿でかい」と林檎厨から揶揄されていたのでした。けど、振り返ってみれば、たったの4.6インチモニタ.....。
Xperia Z3 Compact が4.6インチなのに、Compactを謳う時代が来るとは隔世の感があります。
また、Samsung は、Galaxy Note で大ヒットを飛ばした。特に本国では超絶ヒットだったらしい....。Googleも果たして、そんな画面サイズがヒットするのか? 訝しんでいたらしいのですが、結果は大ヒット。
ちなみに、画面サイズは...... 初代は、たったの5.3インチ。それが巨大とされていた・w
さらに、日本のAndroid は、お客様の要望ということで、バッテリーのもちが重視され続けてきた。ドコモ・マターと申せましょう。
結果、デカイし、分厚いし、クソ重いし.....という不細工三重奏へ。
ただし、隣の芝生は青く見える、ということで、たったの3.5インチ、あるいは4インチのiPhoneユーザーたちは、「なんだか、大きいモニタ画面が“青く”みえてきた」と。
そんな流れの中にあって、世界で最もAndroidの台頭に対してブチ切れていたのが、Jobsだった、と。
ただし、怒りは人の判断を狂わせる。
iPhone 5、及び、iOS 6 時代、タイミング的には、“Jobs、最後の肝入れ”でしょうけれど、OSレベルで、Googleを代表格とする、他社製クラウド・サービスから、思いっきり“閉じる”というコンセプトへと大転換してしまった......。
ただし、クック体制となって、iOS 7 は、ガラリと、その閉じたコンセプトを大転換した。
iOS 6 時代あたりでは、iPhone かAndroidか、という議論は、意味があったかもしれませんが、iOS 7以降は、徐々に、その議論が意味を薄れさせていった.....。
スマホの本質は、キラーな各種クラウド・サービスをいかに快適に利用できるか? なのであって、じつは端末によるものではないからであります。
日常生活の各種シーンに於いて、野暮にならない絶対的なコンパクトネス。そこに、ただシャッターを押しただけで、プロもビックリの写真の仕上がり、そして、楽曲によらず、バランス良く聴かせる音楽......。
そう、それが4インチモニタのiPhone.....。
そして、それを補完する存在こそ、9.7インチのiPad......。
この組み合わせこそが、Jobsが理想とした“粋な組み合わせ”、と。
ちなみに、クック体制以降、登場した新顔にApple Watch があります。
Jobs が、ISSEY MIYAKE のシャツの袖に、果たしてApple WATCHをハメている姿をイメージできるでしょうか?
イメージします.....。間違いなく、ダサい.....。
Jobs の場合、そもそも腕時計してなかったしぃ.....なのでありますよ。
だからきっと、Apple WATCH は買う必要はない......。(という仮説・w)
あと、クック体制以降のAppleの主役こそが、iPhone 6 / 6 Plus なわけですが、フォントは小さいままでやんしょ?
一覧性が高まったという言説が目立ちますけれど、文字サイズは小さいままで、しかもホワイトスペースがダダっ広くて、無駄極まりない。美しくない。
よっぽど、フォントサイズがバリアブルに調整できることが多いAndroidのほうが、エレガントであります。老眼の人は、iPhone 5sやSEはおろか、6 / 6P Plus、6s / 6s Plus もヤメたほうが良い。
素直にAndroidにしたほうが良い。Appleは、アルファベットの人たちのことしか考えていないけれど、Googleは言語ヲタクなので、画数の多い複雑な文字への対応をハナから真剣に考えているのであります。
Nexus 5以降のAndroid OS は、5インチモニタをデフォにして、デザインされているものが多い。
一方、5インチ以下のモニタ面積のものは、SoCのレベルをあえて下げて、ミドルレンジとして価格を抑えている方向性が目立つ。
幅は、たったの58.9ミリ。重さは、たったの113グラム、しかもハイスペックなんつー、“粋”なモデルは、今や iPhone 5sと、iPhone SE しかないのですよ、実際問題。
Google の使命としては、世界中のスーパー・プアな人にまで、ネット環境に触れることのできる世界を目指したい、というのが第一義だと思います。
もちろん、ネット接続する人が増えれば、Googleも潤う。
なので、そもそもスタイルとか、美学以前のお話なのであります。
結局、Nexus シリーズに独自のスタイルが未だ確立しないのも、根底には、Androidの基本コンセプトがもつ、“格好つける、それ以前の問題”がデンと横たわっているゆえではないでしょうか。
ある種のミニマリズムって、いろんな意味で、豊かでないと、その境地には到達できないのでありますよ。
なんちって。
とりあえず、いぢょ!
【追記 2016年4月9日】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオのコスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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