ということで、格安SIMの新興勢力のうちのひとつ、『DTI SIM』が新たな、無料キャンペーンを開始しました。
題して、『どっちもお得キャンペーン』。
半年間、980円が割引きというのは、以前と同じ。今回は、3GBプランだけでなく、10GBプランも適用ということで、“どっちも”なのであります。
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データSIMだけでなく、通話回線付きSIMの設定もありますよーん、と。
んで、具体的に「本当にお得か?」に行く前に、DTI SIM のビジネスモデルの再確認をしたく存じます。
3月までで終わりと宣言していたキャンペーンが、4月に入って数日で、実質、復活なのです。
ワタクシは、それを“予言”しておりました。正解です。エッヘン・w
まあ要するに、日中、高齢者相手にCFを流している、健康食品とか化粧品なんかと同じなんですよ。
まずは、無料サンプル、お送りします、なのです。
もちろん、それで終わりの人もいるでしょうけれど、一定の割合いで、居残る人たちがいる。その人達が真のお客様となるわけです。
DTI SIM は、露骨にその路線なのです。
一応、キャンペーンの期限は区切りつつも、手を変え品を変え、ずーと、何らかのお得キャンペーンを続けるのですよ、きっと。
期限区切ると、お客は焦るでしょ。まっ、そういうこと・w
ワタクシとしては、dis.るつもりはなく、「きっと焦る必要はない」ことを皆様にお伝えしたいだけ。どうせなら、本当に必要なタイミングでこそ、DTI SIM のお得キャンペーンを利用してみては? ということです。
次。
タダより高いものはない。という日本の格言がございます。また、損して得取れという格言も有名。
で、タダなんだから、格安SIMが気になっている人は、気軽にトライしてみれば? という説があります。
けど、本当にタダなのでしょうか? また、格安SIMの経験値が低い人にとってのお試しに、DTI SIMが最適なのか? ちょっと疑問に思っているところ。
なので、ワタクシが愛用しているmineo(マイネオ)と具体的に比較しながら、解説したく存じます。
まず、初期費用の存在。
DTI SIMの場合、3,000円(税抜き)がもれなく掛かります。
仮にキャンペーン終了の半年後に退会したとすると、それでも月々 500円払っていたことになります。
つまり、タダではない。
一方、マイネオの場合、Amazon でエントリーパックが格安で販売されています。
つまり、初期費用には価格差が存在するということです。
でも、それでも、月々500円ちょっとで、3GB/月が使えるからお得なのでは? と思われる方もいらっしゃることでしょう。
はい、そのとおり。
ただワタクシ、こと格安SIM初心者が、DTI SIM に“お得そうだから”という理由で飛びつくのは、あまり賛成しません。
※ 既に格安SIMの経験があり、ある程度の、具体的な尺度をお持ちの方は、まさにご自由にご判断くださいませ。当たり前ですが.....。
というのも、DTI SIM は、“低速モードと高速モードの切り替え機能”という、格安SIM各社が(ほぼ)実装している“機能”を省いている格安SIMだから、です。
このスピード切り替え機能、、ドコモ、au、ソフバンといったキャリアSIMしか使ったことがない方にとっては、知識として理解できても、具体的には、その価値が判然としないのではないでしょうか?
また、キャリアで実装していないのだから、別に格安SIMだからといって実装にこだわる必要もないのでは? というのが、DTI SIMの考え方でしょう。
老舗のテクノロジスト集団、IIJmio が格安SIMの“機能”の世界を広げてきただけで、何もそれを真似する必要もないのでは? という考え方はアリ、です。
また、“機能”が高まり複雑になれば、それに応じて格安SIM会社は、相応のコスト投下が必要になります。DTI SIMとしては、その分、お値段をお安くします、ということもあるでしょう。
繰り返します。
初心者の方にこそ、フルスペックの機能を備えた、格安SIMを最初に試してみていただきたい。
去年の今頃でしたら、ワタクシはIIJmioをオススメしているところですが、今は、mineo(マイネオ)をフルにオススメしたいと思います。
ハッキリ言いましょう。
マイネオは、IIJmio の良き機能をフルにパクっているんです・w
しかも、マイネオの低速モードは、使い放題。無制限。一方、IIJmioの場合は、直近三日間、366MB使うと通信規制が入ります。
特に、LINE MUSIC等の音楽配信サービスが大好きという方は、マイネオの低速モードが使い放題という太っ腹ぶりは、絶対に無視してはダメ。
マイネオは、さらにその上で、2015年12月、ユーザーフォーラムを媒介とした、『フリータンク』という機能を新稼働させています。
今のところ健全に機能しているので、イザという時、月 1GB、タダでもらえちゃいます。
こんなの他の格安SIMブランドには無いです。ワタクシも使っていてビツクシ。
高いか、安いか。お得か、否か。
もちろん、尺度によって変わってきます。
けれど、まずはマイネオを実体験してしまえば、今後もいろいろと登場してくるだろう、格安SIM、及び付帯する各種・お得キャンペーンが、ジブンにとって本当にお得か否かを、迷いなく判断できるようになるのでは? ということ。
その上で、「おっ、DTI SIMのお得キャンペーンは、マジでお得だ!」で良いのでは?ということ。
冒頭に述べたよう、DTI SIM は、これからもずーっと、手を変え品を変え、何らかのお得キャンペーンを、集客ツールにし続けることでしょうしネ・w
まあ、ドコモから仕入れる帯域の卸売り価格は、基本、どの格安SIM会社も同じなわけです。これ大前提。
SIMの機能を盛っていけば、それはコストに直結する。
※ 下手にケチって、ありえないコケ方をしたのがイオンモバイル。まさに悪しき例。
ただし、格安SIMの相場っていうのは、既にほぼ決っている。絶対的な、ARPUを下げるのは、もう限界に来ているはずです。
だからもう、ゲームの“ルール”はあらかた決まっちゃっているのです。
天下のIIJmio だって、未だに、地上波でCF打ったり、ましてや高額ギャラのタレントを起用していないでしょ? ズバリ、広告宣伝費の部分を可能な限り圧縮したいってこと。
後発のマイネオとしては、IIJmio と同じことをしていてはダメってことですけれど、相当な資金力がないと、到底、マイネオの真似はできないとワタクシはみています。
ちなみに、マイネオの親会社は関西電力です。腐っても親方日の丸系。
なので資金力があんまし無いところは、ゲームのルールの中で、変化球的な商品特性をアピールするしかないのであります。
DTI SIM の広告に関しても、有名タレントを起用してマスにアピールするのではなく、インターネット広告、それもユーザー・タイプを選別した上での個別マッチングに注力している。
DTI SIM のバナー・デザインなんかは、まるっきり健康食品系です。DTI SIMの関連会社には、ウェブ広告の会社もあって、そこのノウハウをフル投入しているそう。
つまり、ハナから経験値の高い層は相手にしていないということ。
とりあえず、いぢょ!
【追記 2016年4月9日】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオのコスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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