■ 速攻で、プラン変更しないと 大損 かもよ
ということで、スマホねた。
菅官房長官の鶴の一声。ついにドコモが先陣を切って、(やや値下げしたらしい?)スマホの新料金プランをスタート、です。
果たして その中身はどうか? 検証してみましょ~。
宣伝で強く打ち出しているのが、データ低容量が従量課金制の『ギガライト』及び、大容量データ定額の『ギガホ』(※ ギガホーダイの略でしょう)のふたつにデータプランが集約された、ということ。
けど、旧プランも実は同じ二部構成・w。宣伝手法が、“たったのふたつから”とか、“シンプル”みたいな演出を強調しているだけ.....。ネーミングの妙とも申せます。
※ 若く見えるけど、じつはアラ50な森高旦那と、その娘(あるいは....・w)のような世代の女子の取り合わせ、ですなぁ。家族感が削ぎ落とされている点に注目ですぜ。
通話プランの「カケホーダイ」、「カケホ ライト」、「シンプル(完全従量課金制)」と同じですね。
もちろん、通話プランは従来同様、“別腹”。データプランに、チョイスした通話プランの料金が プラスされて載ってきます。
ここで、新しい『ギガライト』の料金設定をば。
1~7GB の従量課金制。
表面的な 数字だけ追うと、1GB 未満 は(微妙に)値上がり。1 ~ 5GB までは、ほぼトントン。5GB 以上は、それでも高く感じますけど、旧プランと比較すれば、2,000円くらい安い。
結局、他社の大容量プラン対策かよ~、的な印象に終始してしまいがちですが、実は....なのです。
新プランの価格には、従来の「基本プラン」 = 980円、時代錯誤な「spモード」 = 300円が含まれていて、そして、この価格なのでありんす。5GB以下のプライス設定は表面上“トントン”ですけど、実質、トータル1,280円も 値引かれている、ということ。
ここで容量30GB の“定額”『ギガホ』のプライスを見てみましょう。
4,980円っちゅーのは、あくまでも6ヶ月MAX のサービス価格、定価は、2,000円プラスの6,980円となります。
ここで、『ギガライト』の値付けと比較すれば、ギガライトの5GB 以上は、おなじく4,980円なんですよね。カタログをパッと見ただけでは同額(6ヶ月間だけね) なんです。30GB容量( = ギガホ)と5GB( = ギガライト )が.....同額。はぁ?
相変わらず、月間、3GB も使わないとか、1GBも使わないみたいな方は少なくない。けれど、各種動画とか、画像・動画付きSNS の流行なんかによって、年々、ギガ消費は拡大傾向にあります。それこそ、なんらかのきっかけで動画系にハマったりすれば、簡単に“5GBの壁”を飛び越えてしまうことでしょう。
今まで月 1GBも使わなかった貞淑な主婦が、翌月から突如、豹変してデータイーターになっちゃう、とか。ありがち、です。怖いですねー・w
↑ 主人公は日本。右手(Right Hand)に寄生した獣はアメリカ。最大の敵、後藤は? 今バチバチっしょ。未来予言の凄い原作っす。
ドコモとしては、ユーザーのほとんどを「ギガホ」にもっていきたい のが見え見え。
つ・ま・り。
データ、月額 = 6,980円。プラス、通話プラン各種。プラス、端末の分割代となりんす。
こうなると、あいかわらず、ARPU はアラウンド1万円、ですな・w
また、ドコモとしては、従来、家族でデータをシェアして家族丸ごと囲い込む作戦を推進して来ましたが、今回からは、「家族ひとりひとりが、ギガホ = 6,980円 / 月 に入ってちょ !」作戦に大転換ですね。
ここで、ワタクシが3年以上、愛用している格安SIMブランド「マイネオ」とも比較してみます。
お世話になり続けているからこそ、たまーにはの検証は必要ざます。
マイネオの場合、格安SIMの相場である、3GB = 900円。安っ。またマイネオ独自の「フリータンク」システムにより、必要とあらば、無料にてプラス1GB が可能。つまり、実質4GB / 月、900円。安っ。
なにせドコモの『ギガライト』の場合、3GB でななんと、2,980円ですぜ。マジかよ。
※ なので、多方面での比較こそ、超大切ですよね。何事も....。
しかもマイネオにはアプリで気軽に切替可能な「低速モード」が存在していまして、この場合、スピードは200kbps。さらには使い放題なんですよ。
かなり使える下り200kbps なので、↓ 中にはこんなヤバイやつもいます・爆
恥ずかしいので秘密にしておいてくださいね・w。たとえば、Spotify 垂れ流しとかすると、簡単にこんなにも低速モード使っちゃたりするわけでして.....。
YouTube の144p なんかも、ぢぇんぢぇん大丈夫ですよ。とろい時はありますけどね・w
ドコモに限らず、au、ソフトバンクともに、キャリアゆえの文脈の上に経営が成り立っていて、特に本丸たる月々のキャッシュフローの低下は、何がなんでも防ぎたいっちゅーのが彼らの本音でしょう。菅官房長官が何を言おうが....。
格安SIM陣営は、そうしたキャリアの都合からはフリー。ただし、OCN とか、IIJ とかは、NTT の資本がかなり入っていますから、完全フリーとも言えない。
楽天モバイルは、まあ、楽天経済圏にメリットを見いだせる方には、いろいろ美味しいかもしれません。検討の余地はありますね。直営店での対人販売にも積極的だし。ただし、2019年秋からの自社通信基地による“第4のキャリア”化に関しては、様子見しておいたほうが懸命な気がいたします。そのシェア拡大には、FREETEL買収も効いています。
UQモバイルは、もちろんauのサブブランドでして、ワイモバイル並に広告宣伝費を投下、家電量販店でも専用ブースは設けられているしで、急進も当然かな、と。
※ ワイモバはMNO 扱いなので上記ランク外です。けど、楽天よりはぢぇんぢぇん上。
OCN とIIJ は、実質、NTT傘下のドコモ系列。
BIGLOBE は今やau傘下(もともとは、NECのプロバイダ)。
イオンは、IIJ のMVNE。
LINEモバ はさすがに知名度・認知度が高いですけど、経営厳しく、今や実質、ソフトバンク傘下。LINE はLINE Pay でも苦戦しているみたいだしね。おっと、LINE Pay の敵は、ソフトバンク(ヤフー / PayPay )ではないかっ。
DMM はIIJ のMVNE。
Nifmo は、ニフティまるごと、ノジマ電気に買収されちったし。
そもそも、パッと見、ブリブリ言わせているように見える楽天モバイルですけど、ドコモのNVNOのままでは、ぢぇんぢぇん儲からないので、第四のキャリア化を決断したわけですね。楽天モバイル、あくまで楽天経済圏への入り口、ゲートウェイとしての役割が、現状ですわ。
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ということで、ここ二年で、格安SIMの負け組は明々白々となりつつ、経営上は、実質、勝ち組は存在しないかもしれない.... といふシュールな世界が展開されています。
そんな中にあって、マイネオは、さらなる、低速モードのハイスピード化を画策している風情。金あるな、おいっ・w
親会社の関西電力がバックアップしているからこその相変わらずのパワープレイっぷり なのです。全国区のブランドとして、日本中のみなさんに認知され、利用されたい。そんな“男の子の夢”を、みなさんも応援してみてはいかがでしょうか。
まあ、今回、ドコモが“個”を打ち出してきたのも時代の趨勢かもしれませんね。興味深い。
世の中は、ぐるぐると巡っているわけでして(それもハイスピードで)、再び、“格安SIM”をマジに検討するタイミングではないでしょうか~っ。
もちろん、ドコモ命の方々は、ドコモショップで、新料金プランへの変更を相談されてみてはいかがでしょうか?
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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