■ その通信品質、半年は静観するのが吉。
ということで、格安スマホねた。
お盆休みが終わりつつあると、いろんなところから“新ネタ”が続々.....。まあ、スマホ界隈の場合、9月に入ってから何かやったところで、林檎祭りに掻き消されちゃうますしね。
ということで、楽天モバイルの新料金プラン『スーパーホーダイ』です。
高速データ使い切っても、下りのスピードがMAX 1Mbps なんですとー。
けどあくまで、最速で1Mbps ですよっと。
今までの楽天モバイルの所業を振り返れば、ちーっとも当てにならないというのが本音。
もちろんそこそこ速ければ、お得なのは間違いないところ。サービスインは、2017年9月1日からなので、その後の各種スピードテストを楽しみに待ちたいと思います。
あと、混雑する、昼の12~1時、夕方の6~7時の速度は下り300kbpsとのこと。
まさにMNPした時のUQモバイルの下りの速度に並べてきた、と。
■ 楽天が狙っているのは何?
んで、この新プランの面白いところは、端末とのセット売りで伸びてきた楽天モバイルにもかかわらず、端末別の価格が提示されているところなんです。
2GBのプランS にて、月2,980円。楽天会員の場合、初年度の12ヶ月は月々1,000円引き。つまり、月々1,980円。
冒頭に述べた実質データ使い放題に加え、国内電話5分かけ放題もついてきます。
んで、新しい端末が欲しい人にもメリットが提示されていて、二年縛りで一万円引き。三年縛りで2万円引きになるぞ、と。
SIMのみの契約の場合は、同様の金額が楽天スーパーポイントで付与されるそうです。
さて、『スーパーホーダイ』の背景を推測です。
まず、ワイモバイルとUQモバイルの集客が凄いことになっていると予想されます。
ミュータントがごとく格安SIMギョーカイに爆誕し、もの凄い額のポイントをバラ撒いているからとはいえ、老舗の格安SIMブランド勢を口あんぐーりさせた楽天モバイルの成長っぷり.....。
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けれど、ドコモの最新決算(第1四半期)の数字を見る限り、どうもドコモ系格安SIM勢の伸びは止まっている印象なのです。天下の楽天モバイルもドコモ系に属します。
じつは昨年2016年の第1四半期も似た現象が発生していました。
きっと特にワイモバが格安スマホ業界を席巻していたのでしょう。今年はワイモバと認知度がグンと高まったUQモバの二社サブブランドが喰いまくっているはず.....。
また今年は、楽天モバが急速に伸長し始めてから二年以上が経過しています。楽天モバの特徴は端末セット購入のユーザーが多数派ということですから、実質二年縛りが効きつつも、楽天モバの通信品質に嫌気が差したユーザーがポートアウトしてゆく.....ことも増えるはず。
つまり、楽天モバは今年はさらに“守り”が大切ということ。楽天モバのまま契約を続けて欲しいぞ、と。
■ SIMフリー化されたiPhone 6s 世代に対応する
また昨年のデータでは、9月に新型iPhone 7 / 7 Plus が出たタイミングから、再び、ドコモ系格安SIMの新規契約が激増し始めたのでした。
なぜか?
古いiPhone はそのままに、SIMだけ格安SIMへとMNPする人が目立って多かったからでしょう。しかも、です。今年はSIMフリー化可能なiPhone 6s / 6s Plus 世代の二年縛りが切れてゆくのであります。そのビックウェーブや如何に?
なので楽天モバイルとしては......
・顧客の流失を可能な限り防ぐ(いまや最大の敵はワイモバ)。
・SIMフリー化されたiPhone 6s / 6s Plus の新規顧客を奪う。
・これを機会に楽天カード、作って欲しい。
という3つの大きなミッションがあると推測されます。
そういった背景を理解しつつ、新プラン『スーパーホーダイ』の設定を眺めると、なかなかに良く考えられているなー、とは思います。
IIJmio の新コミコミ・プランとは迫力が違うぞ、と。
楽天経済圏をよく利用する方なら、尚更、無視できないはず.....。
んで、けど、話しは元に戻ります。
■ 使い物にならなくなる可能性は低くない
高速通信使い切って、どれだけの時間、下り1Mbps弱の通信スピードが維持されるのか? であります。
ここ最大ポイント。
なので、絶対に焦って契約しないこと。各種メディアのテスト結果を絶対に参照のこと。
今回これ書きつつ、「かなりのインパクトかも」とワタクシ自身が思った次第でして、似た内容のプランをMVNO他社が追従してくる可能性が高いです。
ので、やはり焦ってはダメ。
っーか、メディアが注目している9月とか10月の結果で、『スーパーホーダイ』は評価してはキケンだな、今までの楽天の所業からすれば.....。体質ともいふ。
大げさではなく、半年は静観したい。マジで。
そもそも昔から使い放題系SIMは存在していたけれど、もはや機能しているMVNOは皆無に等しい。話題にもなっていない。事業部の採算性を重視すれば、無理くさいんですよねー、もともと。
楽天モバイルだって、凄い集客しているにもかかわらず、噂では、事業部単位では、未だに赤字らしいし。
三木谷の体質は、ケチだしぃ・w。様子みながらケチり始める可能性は高い。ケチるって、何をケチるかと言えば、ドコモからの帯域の仕入れをケチるのです。
そんな感じかな。半年は様子見が懸命ですね。冷静に考えて。
それ考えると、ワタクシが愛用中のマイネオは、リスクが低いのも大いなる魅力かな~、と。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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