■ 客層がかなり変化したみたいですね
ということで、格安スマホ、ねた。
格安SIMの老舗『IIJmio』までが、端末とのセット売りを前面に出した『コミコミセット』なるプランを発表しました~。
はい、他と似たような数字というか金額が前面に踊っています・w
ちなみにこの価格は、VAIO Phone と組み合わせた場合。端末によって価格は変わります。また一年後は1,000円値上げと他と同様ですが、二年で端末代払い終わると、その後はずっとお安いこともアピール。
“他とは違う”、と。
けどなぁ、楽天モバイルも新プラン発表済みですが、楽天なんかと比べるとイマイチ迫力がない印象。期間限定を謳っているよう、IIJmio の中の人も実験的と言っているし。
■ すべてワイモバが喰らっている?
最新の決算を眺めると、IIJmio のユーザー数は伸びていない。今年4月からの第1四半期の数字です。
ガジェット好き、新しもの好きの、主にオッサン達が格安SIMに飛びつきつつ、通信品質が良く、専用アプリの機能も良く、しかもデータ値下げの旗振り役だったIIJmioのユーザー数がドバッと増えた、と。
けど、そもそも格安SIMってマニアックな商材。大枠では。
そういうの好きなオッサンはともかく、多数派は「APNの設定って何? 面倒くさそー」なのであります。
ワタクシが、メイン回線をソフバンからIIJmio にMNPしたのは、2015年4月。もう二年。いやまだ二年か。
リアル店舗にて即日MNP(回線切替え)に対応するビックカメラは、日本で数店のみだったのでした。ので、わざわざ渋谷のビックにワタクシは寄った。
そもそもジブンで調べて、対応が限定的なビックカメラ探して、わざわざリアル店舗により、ジブンでAPN設定するってこと自体、大枠ではマニアでしょ。
んで今でも思い出すのは、回線切替終わったら「ハイっ」と店員さんからIIJmio のエントリーカード渡されて、オシマ~イだった件。
ビックの前にあるドトール入ってアイスコーヒー飲みながらジブンでAPN設定とかやった。端末はSO-02Gでした。その直後、ドコモの白ロムiPhone 5s を購入した、と。
その後、イオンモバイルが全国の店舗にて即日MNPに対応。ちなみにイオンモバイルのMVNE はIIJ ですから、違った客層をイオンで拾って利益に繋げるのは賢いぞ、と。
けど、今回の『コミコミセット』は、IIJmio本体も何か動かないと、ユーザー数伸びないってことでしょう。焦っている?
ビックカメラもIIJ と組むのは早かったけど、イオンモバイルみたいなのが出来ちゃうと.....。
んでワタクシは2016年2月にIIJmio からマイネオへとMNP。
その時はマイネオのリアル店舗でなく、オンラインにて、回線の切り替えをしたのでした。※ 直営渋谷店はまだオープンしてなかった。
■ きっと楽天モバイルも焦っている
格安SIMを取り巻く状況はコロコロ変化している。
またその背後で楽天モバイルが爆裂に集客していた.....。Android端末とのセット売りがウケただけではなく、楽天経済圏からの集客が凄かったみたい。ネットで調べれば、かなり通信品質に問題あるみたいなのに、逆にスッゲー集客しているのが不思議すぎた。
ワタクシは楽天経済圏を利用していないし....。分からなかった。
また当時は、楽天モバイルのリアル店舗は超限定的だったわけで、やっぱりPC経由にてチャッチャと契約済ませちゃう人たちは、マニア入っている早い人達だったことでしょう。
けど、ワイモバイルが本格的に格安スマホの世界に参入しつつ、宣伝広告費はソフバンもちで、ガンガンとTVCFしつつ、UQモバイルも負けじとガンガン宣伝中ということで、さらに格安SIMギョーカイは変化し続けた、と。
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既に楽天モバイルの伸びは大きく減衰している可能性はある。というのも、先日発表した新料金プランは、“新しい層”の取り組みを狙ったものゆえ。
ただし、楽天モバイルは、積極的にリアル店舗を増やしているのは注目ポイント。
楽天は楽天モバイルを、楽天経済圏へ誘導するためのツールと捉えていて、それは楽天モバイルのリアル店舗が、経済圏のリアルな入り口にもなると捉えているからでしょう。
■ 楽天モバの新プランは様子見ですね....
リアル店舗開発と運営はコスト掛かるわけで、儲け考えると、各種楽天経済圏への誘導と位置づけなければペイはしないはず....。
けどそんな楽天の目論見は、キャリアのサブブランドたる、ワイモバとUQモバが仁義なき闘いを続けるとヤバくなるぞ、と。マニア度が高いほどにフットワークも軽いはず。楽天モバイルから、ワイモバやUQモバへとMNPしている人も増えているはず。
なにせワイモバとUQモバには、iPhone SE なんちゅー“タマ”まであるわけでして。
そして世の多数派は、自らAPN設定したり、構成プロファイルをインストすることを超面倒くさがるのでした。
たとえば格安SIMでショーバイしている人たちは、全体からすればマニアであって、事業部のトップ連中も全体からすれば、マニア脳なんでしょう。
なのでIIJmio の新プランって、いかにもマニア脳が考えている感じがするのです。しかも現社長は財務省から天下った人物でバリバリの財政健全化派......。広告代理店に金払って他にない発想を.....とはならないだろう。
結局、保守と保守の企画になっちゃうっつーか。ワタクシが未だにマイネオが好きなのは、資本力がありつつ、笑かしてやろうっていう大阪ノリを常に大切にしているからかもな。
一方、楽天モバイルの新プランのほうは「へー」な感じだけど、マジで「大丈夫なの?」っていうのが正直なところ。そのくらい楽天も危機感を感じているという証明ですね。
まだまだ変化し続けるスマホ・ギョーカイ、を忘れずに~。
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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