■ そもそもガチ系ライバルだったのですが....
ということで、格安SIM 及び 格安スマホ、ねた。
FREETEL(プラスワン・マーケティング) のMVNO事業を、楽天が買収。初見のニュースでは、その買収額が、たったの5.2億円なことに驚かされました~。
安、何それ?
40万回線以上のユーザー数(ギョーカイ5位)がいて、たったの5億? 何それ....。
よく読むと、楽天が支払ったのは、赤字分の30億の負債も含むとのこと。
つまり、トータル約35億円。
けど、ユーザー数で割ると、ひとりあたり2,000円ちょっとの投資なんだよなー、楽天にとっては....。安い。何より楽天経済圏への誘導に有利。
※ たとえば、FREETELユーザーが、楽天カードを新規に作ってくれたら、スペシャル楽天ポイント~進呈、的な。
※ 発表ギリギリまで買い叩いたらしい。
しかも楽天は楽天モバイルと統合しつつ、ギョーカイナンバー2へ。
ちなみに......新序列。
1. OCN NTTコミュニケーションズ
2.楽天モバイル 楽天
3.IIJmio IIJ
4.マイネオ ケイ・オプティコム
5. BIGLOBE KDDI
てな感じ。
IIJ も資本関係で見ると、立派なNTT系。楽天は楽天。ケイ・オプティコムの親会社は天下の関西電力。BIGLOBE はKDDI に買収されちゃいました~。
なかなかに.....シビアすぎ....。パワープレイできるところは限られているのは明白。
しかもここにMVNE であるワイモバイルは含まれていない。
あと、ワイモバとUQモバが本気出す前に急激に成長したのは楽天モバイルですけど、MVNOとして、楽天モバイルとFREETEL は競合なんで、フリーテル端末を楽天が扱わなかったのも運が悪かったですよねー。良い悪いというよりも、運っぽいものを感じさせる....。
あとプラスワンの最新財務2017年3月締めの一年分を知ると壮絶。
売上100億円。んで 赤字55億円。ヒー。マジっすか。なにそれ....。
今年に入ってプラスワンを取り巻く事業環境が良くなっている....とも全く思えない。
そもそもFREETEL 端末がウケたのは数年前。一万円台の低価格Android でシェアを伸ばしたというか、一定の存在感を示したわけです。当日は、一括購入して、ゆえに絶対的な価格の安さが効いた、と。
その後、ASUS Zenfone 2 の大ヒット、さらに本気出してきたファーウェイ P シリーズがSIMフリー端末の人気モデルとして踊りだしたわけです。
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ファーウェイは実質、中国の国策企業でっせ。デカっ。しかも凄く慎重。けど、P10 lite なんか、ジャパン・スペシャル的な....。ファーウェイの販路とかも凄く緻密だし。
なんか外食産業と似てるかもなぁ。
ラーメン屋で当てて、その資金で、どんどん業態違う飲食チェーン店作りつつ、高級化と箱のサイズをどんどん広げていこうとする.....。でも.....世の中の風向きはガラリ変わる。
そもそも、Android作ってまともな利益出しているのSamsung くらいでしょう。HTC のGoogle Pixel 開発陣は丸ごとGoogle社員になったばかり。
富士通も自社開発・製造のAndroid から撤退表明したばかり、と。
男子が夢を追いかけるのは美しいですけれど、いやー、という感じ。やっぱりね、的な....。シミジミ。
そもそもAndroid端末の企画・開発・製造に旨味を感じるなら、楽天自体が買収しているはずでして....。そういうことでしょ? 違う?
あと、ドコモの帯域の卸売り価格が二年前くらいから下げ止まりしてて、目論見狂ったとかもあるんだろーなー。OCN にしても、L1 接続に欲望を燃やすIIJmio にしても、仕入れケチっているもんな、最近。
ということで、お金持ちのマイネオへ、ぜひどうぞ~!
とりあえず、いぢょ!
【追記】
ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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