2013年6月13日木曜日

続「iOS 7」


「iOS 7」。ある程度咀嚼してから考えると、やっぱり商売上手というか、定石を外していないってことでしょうか。ただし、ある程度知っている人は、な~んか物足りない......みたいな・笑。


「WWDC」ってまるでファッションショーですな。新しいモードの発表会。確かにオシャレ。とはいえオッサンばかりが舞台に登場しますが・笑。

果たしてこのお祭り騒ぎがずっと続くのかは置いといて、ハード、ソフト、サービスの三位一体が揃っていないと今後は残れない.....などとも言われています。

この点アップルはチト、「サービス」の部分が弱い。「iTune Radio」はなかなかに期待できる新サービスだと思います。「iTunes」とのシナジーもお上手。ただし、「Massages」とか「FaceTime」とかに代表されるのですけれど、普遍的な価値をもっているサービスにもかかわらず、iOS同士でないと、役に立たないものも多いわけです。


ある意味、ハナから負けているというか、同じ土俵には立ってないというか、立たないというか......。

圧倒的にiPhoneがシェアをもっていた時代ならいざしらず、Androidのシェアがここまで伸びてしまった現在では、まさにガラパゴス。いやエデンの園ですな。結果、永世中立国的立ち位置にいるサードパーティに市場を席巻されてしまっています。でもこれ必然でもあります。

大枠の流れでは、ハードに依存しない、OSに依存しない、クラウドサービスのところに本質的な価値が集約されている時代。とはいえまだまだ進化の途上ですので、イカしたハードウェア、クールなOSの存在意義は大いにあるのは間違いないでしょう。

また個人的に今回注目したのは、OSレベルでのサードパーティ謹製クラウドサービスとの連携。

フェイスブック、Twitterは既に実装済みですが、どうも「Flicker」や「Vimeo」も追加してくるようです。前者はご存知ヤフーが提供するもので、最近、新装開店なったばかり。後者は、まあYouTubeのようなものと捉えてくださいませ。


なんかAppleはここに来て、Googleserchを外して「bing」にするらしいです。これもMS。クラウド負け組連合とか言われないことを祈りましょう。

もちろんAppleも価値の正体がサービスそのものにあることは重々承知しているものの、ネイティヴアプリと同等の使い勝手を提供する相手先(サードパーティによるクラウドサービス)は恣意的に選択している、と。小姑的体質は変わり様がございませんね。iOSの世界ではワタシが仕切るのよ~というわけです・笑。

ただし、そんな小姑は常にダイエットにも気を配り、こまめにファッションやメイクも時代にあわせてくるので。結構、人気があります。音楽にも詳しいですしね・笑。

あ、あと、この小姑はどうも海外生活が長いらしく、アルファベット志向であります。日本語のような画数の多い、つまり複雑なツーバイト言語に対しては、結構、冷淡です。今回、アルファベットに関しては、ヘルベチカのままではありつつも、太さやサイズの微調整を行ったとの発表がありましたが、日本語に関してはどうなのかとても気になるところ。

まあ、本質的な対応は「iOS 8」あたりからでしょう(希望的観測)。絶対にAppleは日本からのニーズは汲み取っている。けど、まだやる時期、やれる時期ではない、と。

いつやるのか、今でしょ。ではない、と。← 書きたかっただけのフレーズ・笑

Appleのバアイは、iPadがあるので、スマホで下手な大画面化はしてこないような気もします。もしかすると、これだけはJobsさんの遺言レベルかもしれません。「筐体の横幅は60mm以下にせよ」みたいな。ただし、テレビモニタや大画面PCモニタへの出力との関連性とかで考えると、4.8インチクラスのFHD(1920×1080)みたいなスペックは“あたらしいテレビの時代”がやってくると必要不可欠になっちゃうかもしれません


小型軽量化という課題も含めてハードにもまだまだ進化の余地はありますね。リキッドメタル、カーボンファイバーボディ、電池そのものの進化........。

2013年初夏の今となっても、現実のマーケットのほうは、まだまだ、かなりのレベルで「よく分からない」人が多い。ゆえに比較的リッチな日本に於いては、今年後半も「iPhoneが強い」という状況は変わらないとも思いました。← iPhone関連はまだまだショーバイになることでしょう・笑

とにかくApple、美しくしたたかな小姑ですな・笑。

いぢょ。

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