2013年9月7日土曜日

続「ドコモのiPhone5S」


NHKまでが公共の電波使ってドコモ版iPhoneの件(リーク)を全国放送するってどうゆこと? 日経のリークとは意味がまったく違うと思うのですけれど.......。

んまそれはともかく・笑。

果たして、“いつ”ドコモとAppleは契約を結んだのか?

個人的には締め切りは一年前位だと思っています。

孫さんがあわててイーモバ買収した時、なんか変だなと思ったわけです。買収したって年末年始の超混雑時には間に合わない。なんでiPhone5発表直後の慌ただしい時に、わざわざイーモバ買収しなくちゃならないのだ?と。

先日発表したauの最新資料でも、こと2.1GHz帯の基地局数だけならSBMが優位なわけですしね。

さらにSBはアメリカのキャリアたるSprintの買収発表、と。

世界中の携帯キャリアはAppleの「次期iPhone」発売に際して「どのバンドを使いたいのか」の申請を出すと思うわけです。ただし、その申請が「はいそうですか」とすべて通るわけではない。

技術面だけではなく、政治面での審査があるはずで、手間と時間がかかるはず。

たとえばauのiPhone5のバヤイ。

当然auとしては整備に時間をかけてきた800MHz帯のLTEで申請を出したはず。

けれど、SBMとのバランスを考慮して「ヲタクも2.1GHz帯もっているよね、そっちでやって」と指示を出したはず。

そんなことを世界中でやっているわけで、決定したら具体的な技術仕様に落としこんで、さらにテスト機で世界中でデータを検証する必要がある、と。

ディスプレイメーカーの社長もインタビューで「一年前に仕様が決まる」と言っていたしぃ。ディスプレイはハードウェアの基本の基本仕様なのでして、インナーパーツについては、もちっとイヂるヨユーがあるはずですが。筐体の変化しないマイチェンモデルなら尚更でしょうね。

で、昨年夏のドコモ。

一説にはSnapdragonなチップセットの供給不足で、とにかく発売遅延でボロボロ状態でしたね。ほとんど商戦の体をなしていない印象でした。Android4.xにも端末メーカーは対応しきれてなくてボロボロ。にもかかわらずドコモ仕様を強いられるのでさらにボロボロ、と。

あと、頼みの綱の「Galaxy S3」の販売の立ち上がりも悪かったらしい。知り合いのNTT社員の旦那をもつ女子が無理やりS3買わされていたのを知っている。予約時点で数字がソートー芳しくなかったよう。このあたりでGalaxyのブランド力はこと日本国内では大したことないのが判明しちゃう。

あと、店舗のスタッフもかなり疲弊していたように感じられた。だって端末トラブルが頻発し続けていたと思うしぃ。

MNP流出がどうした以上にドコモの危機感MAXな状況だったでしょう。

で、昨年2012年の5月に社長が山田氏から今の加藤氏に変わっている。

新社長たる加藤氏は夏の状況を眺めつつ、「決断」したか、と。あるいは加藤新社長は社内のiPhone導入派閥が送り込んだ決断役にしか過ぎない、とか。それだとあのオーラのない印象も納得ですな


一方AppleもAndroidのシェアが世界的には鰻登りであって、ぶっちゃけ落ち目であることは自覚はしていたことでしょう。契約内容で“譲歩”する余地は多大に存在した、と。

あるいはiPhone5が出て、想像以上に販売が芳しくなかった後に契約したのかもしれないな、と。シャープの亀山工場での生産を全面ストップさせてしまうほどだったわけで.......。

Appleの株価も凋落、と。しかもiPhoneはハイエンドモデルとしての価格設定であって(製造原価のお話ではなくぅ)、2年縛りで高い通信費払うシステムを大前提として凄い利益率を達成している。

期待の中国も明確にリセッションだし、やっぱり日本のマーケットがAppleにとってもとっても大事・笑。

Appleとしては「iPhone5の結果」が出た後、ドコモが優位になることを避けて、iPhone5発売直前にドコモとの契約を済ませた可能性が高いかもな。

つまり当時の孫社長にはふたつの悲しいお知らせが届いていたことになる。

ひとつは「auの800MHz帯LTEへの対応をAppleが受理した」

ひとつは「ドコモがiPhone扱うことを決定した」

で、auの800MHz帯LTEは圧倒的にauに対して有利に働くのは明白。

SBMが今年に入って「つながりやすさNo.1へ」という詐◯くさいキャッチコピーを垂れ流しているのも、「iPhone5S」発売までに情白乙な脳ミソの中にイメージを刷り込ませよう......という戦略でしょうか。

あくまでもNo.1ではなく、No,1、ですしね・笑

また最新データでは、ドコモの2.1GHz帯の基地局数は、3.2万曲。1.5GHzと800MHz帯をあわせて3.5万局。

一方SBMは、イーモバの1.7GHz帯と自社2.1GHz帯をあわせて.....3.8万局。もしイーモバを買収していなかったら、たったの2.9万局だったわけで、ドコモに対する劣勢は表面的な数字でも明確ですな。

またSBMの2.5GHz帯、AXGPにAppleが対応してくれるとなれば、さらに基地局数の表面的なバトルではSBMがドコモに対して有利となりますな。

そもそも日本のケータイ市場は飽和していて、どれだけドコモのシェアを奪うか。表面的な分かりやすい数字がドコモに負けているとやっぱりauにごそっともっていかれてしまう........。

なのでもちろん仮説にすぎないのですが、「SBMがイーモバ買収したのは、ユーザーの環境を良くするとか、年末年始のトラフィック対策ではなく、“対ドコモ”策だった」というもの。

ただし、いつまでも林檎専門店で生きてゆくのもキビシイのは明白。

そこでアメリカのスプリントを買収して、契約者世界第三位のキャリアとなり、Appleはもちろんのこと、Android端末のサプライヤー達にも影響力ある立場となった.......のかも。

ドコモの回線はソートー、ヤバくなるんぢゃないかナと予想。「今はガラケーで十分」なんて思っているドコモユーザーの心もきっと動く。しかも今頃スマホに手を出す層は、バンドの違いなんぞ、ほとんど気にかけていない。昭和の時代のドコモブランド力をそのまま信奉しているはず........。

ヤバイかもよ......とか言われていても、自分で金払って、具体的な痛みを実感するまでは、結構、信仰のチカラは大きい・笑。これはスマホに限らず他でもそうね。

で、SBMはなんとか「iPhone5S」では乗り切って、来年夏からの運用開始が予定されている900MHz帯LTEに繋げたいはず。もちろん「iPhone6」ですな。

まあこれも噂どおり、なりふり構わず、4インチ、5インチ、6インチの3タイプ同時発売なんぢゃないかと思っている。

その理由は、独自の哲学とか美学ではなく、キャリア通しの端末ぢゃないともう利幅が稼げないから・笑。

実際、Pad系はWi-Fiが主流になりつつあるし、Googleは平気でNexus7とかNexus10の超低価格を推し進めてくるはず。

ということで今年の秋にドコモでiPhone5S買う人がもっとも悲惨なのではないかと勝手に予想。もちろん現行ドコモなユーザーの方々もご愁傷様、と。

auからNexus5出ないかなぁ・笑。

いぢょ。

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