2019年2月7日木曜日

ファミマと無印良品の提携解消を考えつつ、イトーヨーカドーみたいな業態の不調の理由を探るっ


■ この業態は昭和そのものなのであった

ということでライフスタイル、ねた。

ファミリーマートと無印良品が長き提携を解消したというニュース。

理由は記事では漠然としたものだったので、ワタクシなりに理由を探したところ、やっぱり理由の最大要因はセブンイレブン

実際に、比較してみれば分かるし、セブンのPB が特に若い女子にフォーカスしたであろうことも予想できる。無印良品のコンセプト自体も、セブンのPB文房具とは、かなり違っている。

セブンの新文房具売り場はかなり練られたものなのは間違いなく、影響はもちろん文具に留まらない。実際、ファミマ版 無印の売上は極端に低下している。ファミマとしては仕切り直しを決断するのも当然のこと。

時代は変わる。

ここまで考えつつ、ふと思ったのは、街の文房具屋はとっくの昔に消滅している、ということ。

では今、ワタクシの生活圏で、フツーの文房具を買うとしたら? 伊東屋とかではなく

国領のイトーヨーカドーの3F でかなり広い売り場面積をキープしている。イトーヨーカドー、もちろんセブンと同じ、7&i ホールディングスである。つまり、その道の超プロは社内にいるということでありつつ、セブン担当のPB部隊も精鋭揃いであろう。

セブンが文房具コーナーに本気出すと、仕入れ力も含め、他はちょっと真似できないだろう....と思ったり。

別にロフトとコラボする必要はないんぢゃない? と思ったりもしたけど、このあたりは追々

3F は基本的に子供ターゲット。少子化

広い売り場面積をキープしているのは本屋。本売れない&Amazon

隣にあったCD / DVD 屋はとっくに100均へ。狛江のツタヤが閉店した後はダイソー

イトーヨーカドー PB のインテリア売り場も広い。ニトリ

おもちゃ売り場。アメリカのトイザらスは倒産。日本のAmazon ではよく仮面ライダーベルトが総合売上No.1 になったりしている。Amazon

PB の子供服売り場。それこそユニクロ、しまむら

ファミレスみたいなのもあったけど、これも他業態へ。ファミレス不人気化。

そうそう、スマホの併売店もあったけど、MNP 一括 ゼロ円 キャッシュバック付きみたいな商売が実質禁止された2015年頃、早々に完全撤退。

ともあれ、ここ10年でグっと存在感を増した専門業者にボッコボコにされていることが分かる。

一応、しまむらの名前も出したけど、ニトリ会長の調査では、アパレルで売上げ伸びているのはユニクロだけだそうです。また100均も堅調なのはダイソーのみ。2位以下苦戦。

つまり新興勢力も一強化が進んでいる。厳し~っ。

イトーヨーカドーの1F は生鮮食料品。そもそも薄利。しかも国領店のそばには激安で有名なOKストアがなんと2店鋪もあるというとんでもない地域。スーパーは国領駅前にもあるし、それこそ喜多見・狛江方面にも他にもたーくさん。間違いなく超激戦区。

2F は、PBを中心とした衣料品コーナー。実はここで儲けていたそうなのですが、それこそユニクロとかにフルボッコ。服のテイストとかも服に関心ない昭和のオッサンというよりは、昭和の爺様向けだし。高齢化が進むとますます売れなくなることでしょう。

そもそもスーパー広大な駐車場の賃貸料いくらなのか? 元JUKI の土地ですけど、きっとJUKI は手放していないはず。クルマがないと生きていけない超田舎ならともかく、国領店のバカでかい駐車場は、誰もがクルマを欲しがったバブル感、満点。

ということでイトーヨーカドーにはちょっとはお世話になっていて感謝なのですが、果たしてこの業態が続くのか? と問われたら、どうですか? 

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イオンとかも業績悪いです。

デパートでは、伊勢丹の相模大野と府中が閉店というニュースに驚かされたばかり。オワコン。それと同じエネルギーがスーパーマーケットにも働いているのは明白。

きっと高齢化が背景。

郊外型デパートって、京王線乗ってわずか一時間の新宿の伊勢丹本店に行くことを億劫がる、田舎から出ない郊外型昭和のオッサン・オバハンのエンタテイメントだった、と。

ちなみに府中で暮らし働いている若い層なんかは10年くらい前に出来た京王多摩線南大沢のアウトレットで買い物するんじゃないか、と。隣駅にはコストコもある。長い戦後の歴史からすれば、このふたつもニューカマー。

イトーヨーカドー国領店は、甲州街道や世田谷通りからのクルマのリーチも便利な立地であり、先に述べた広大な駐車場も含めて、もったいない印象。調布駅前は歴史が古すぎて狭いし、利権も複雑に絡み合っていて京王線の再開発もこじんまり....。

ということで、イトーヨーカドーとかイオンみたいな大型スーパーの業態は昭和そのものであって、具体的な新興ライバルによってフルボッコにされているのも必然、というお話でした~。



とりあえず、いぢょ!

【追記】

     ひとくちに“格安SIM”と言っても、その中身は天と地っ!




ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ


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