■ 経済危機、消費税増税、そして少子高齢化
ということで、ライフスタイルねた。
小田急線 狛江駅南口にあった「塚田農場」が看板変えて「狛の家」となりました。経営は同じ、APグループ。いわゆるひとつの業態チョイ変更~っ。
直産地鶏系焼鳥の塚田農場の経営がヤバイってのは小耳に挟んでいたので、ちょっとググって調べてみました。
2008年スタートの塚田農場。地鶏ブームに乗り2012年には株式上場に至るまでの急成長を遂げた、と。まさに風雲児。
ただし、ワタクシは「?」と思いました。そ、リーマンショック以降に急成長を遂げているのでした。
そもそも高級焼き鳥店は多数あった。もちろんブロイラー系の庶民派もあった。いわば二極化していたと思います。既に。
そこに塚田農場は、生産・加工の一貫システムを構築しつつ、生産効率を高め、地鶏を比較的安い値段で提供して大ヒットさせた、と。中庸を攻めたのが成功の秘訣だったか、と。
リーマンショックで財布の紐は固くなりつつも、一度、味を覚えてしまった舌は、やっぱり美味しいのほうが良いというのが人の情。バチコーンとハマった気がします。経済危機と。
しかも、当時は、ブラック企業が羽振りを効かせていた時期。就職難。少子化といっても、若い人材がダブついており、塚田農場、そういった若い人材を社員というカタチで大量採用したそうです。ワタミより、良さげ、でしょうか・w
んで、出店攻勢。2012年には株式上場を果たした。わずか五年で。
パクリ大好きなモンテローザも似た業態を2012年から始めたそうですが、既に200件以上にも達し、特に東京都心部などでは、ガチ・バトルも繰り広げているそう。
狛江の元塚田農場ちゅーか、狛の家は郊外型店です。基本的にはベッドタウンゆえ、都心の塚田農場とは違う。ローカルムードを演出しつつ、魚介と地鶏のダブル・メニューで新規性を狙う。
ただし、狛江の人口増を支えている層は、子持ちが多数派。あと、高齢化も着実に進行中であり、居酒屋ニーズは減衰しているとしていいでしょう。
んで、塚田農場の転落が始まったのは、決算見れば明白でして、2014年5月から、なのです。
思いっきり消費税増税が直撃だと思うのはワタクシだけでしょうか....。
以降、赤字連発だそうです。ずっと....。
意外に客単価が高い、らしい。調子に乗ると、アレレ的な・w ここに消費税増税が拍車を掛けたと予想されます。
またここ数年(五年くらい? ここでも相関しているしぃ)で変化したのが、若い層の就職率の良さ。
吉野家の社長のインタビューを読んで思ったのは、店長、副店長クラスの人材がとても大切みたい.....。店を回せる人材ってそんなにいないのだと予想しますが、そういう人たちがリッチにいると、結構、回る系なのでは? と思ったりします。絶対、売上とかにも反映するはずだしぃ。
果たして来年2019年に消費税が10%化したら、どうなっちゃうのでしょうか。
あと、メニユーを眺めていて思うのは、一足先に狛江にオープンした「大庄水産」でしょうか。同じくチェーン店。以前の「鮮乃庄」と比較すると、メニューが簡略化されていると思います。アイテム少ないとオペレーションが楽になるわけです。「狛の家」も似ているナ....と感じました。
人材不足なんだから、そうなりますよね。けど、調子のってオーダーすると、結構、良い客単価.....みたいなものまで超似ている。で日本には同じエネルギーが働いているのだから、そうなるのも必然か....。
ということで、まとめ。
いろんなリポート読んだけど、塚田農場の躍進に関して「リーマンショック」を関連づけるものは見当たらなかった。
リーマンショック → 就職難 → 比較的、景気のいい飲食に人材が集まる、の大枠の構図。
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塚田農場の自社生産、自社加工、流通の簡素化みたいなサプライチェーンの革新は認めよう。
高齢化の進行 → 当然、出歩いてほろ酔いを楽しむ人は減る → けど、高齢化は見えにくい
高齢化によるボディブローって見えにくいっす。高度経済成長の波に乗った戦中派(昭和一桁あたりをイメージ)とか、驚くほど金持っているしぃ・w
客はそもそも飽きやすいのだろうけど、消費税増税がトリガーになったのはほぼ明白。
さらに財務省は、各種増税を虎視眈々と目論見中.....。
大枠のエネルギーってどんなんだろ? とちょっち考察してみた次第・w
とりあえず、いぢょ!
【追記】

ワタクシが、NifMo → IIJmio → mineo へと至った、マイネオ、コスパ最強“10の理由”を書きました。ぜひ。
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