2015年3月5日木曜日

【iOS 8.2】 要注意! 今後のアップデートは用心深く。iPhone にフリーダムは無い!?


白ロムのドコモ『Xperia Z3 Compact SO-02G』で遊んでいるうちに、“スマホのこれからのフリーダム”って何だろう? と思い始めました。

端末は気分次第で買い替えできて、複数台所有大前提にて、その日のシチュエーションにあわせて持ち出す端末を変えることができる。もちろん、見たい動画や各種ストリーミングだって、規制少なく満喫もしたい.......。さらには、コストは可能な限り、お安く......。

こうした夢を実現するためには、端末は“SIMロックフリー”が、まずは理想的

Google謹製『Nexus 5』、『Nexus 6』、ASUS『ZenFone 5』等が日本市場には既に出回っております。

また店頭にてSIMロック解除を行っているドコモ謹製Android端末も候補には上がるものの、果たして3,240円(税込み)を支払ってSIM解除を行ったとしても、ドコモ純正SIM(SPモード対応)でないと、“テザリング不可”となる“ネガ”が歴然と存在しています

余談では御座いますが、SO-02Gと格安SIMの組み合わせで、テザリングに成功した人のインタビューは、こちら♡



au端末は、au独自のCDMA2000という通話規格もあって、『mineo』、『UQ mobile』という2社のMVNOのSIMしか、音声通話には対応していないのが現状です(WCDMAにも対応しているグローバルモデルがベースの端末をイヂって何とかしちゃうという例外は存在しますが.....)。

ソフトバンク端末も、そもそも(今は)SIMロック解除には応じていない。もっとも、まともに2.1GHz帯とか1.7GHz帯のLTEに対応するAndroidを発売し始めたのは、ごく最近のこと。

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また、海外で販売されている“SIMロックフリー大前提のグローバルモデル”を並行輸入のカタチで手に入れるという策もございます。今や、日本のLTEバンドにも対応しちゃうものが多い時代となっております。ただし、並行輸入モノの場合、通常、1年は存在する製品保証対象外という無視できないネガがございます。

仮に運良く、マイナートラブルに見舞われずとも、約一年後に必ず訪れるだろう、“バッテリー交換”はどうすんのさ? という懸念も残ります。

以上、各種要素をジグソーパズルのように並べてみますと、ネガとポジが、入り組んでいることが分かります。

そこで考えます。

一気解決するスーパー・フリーダムな選択肢はないのか?

当然、思い浮かぶわけです。Apple謹製SIMロックフリーな『iPhone 5s』、『iPhone 6』、『iPhone 6 Plus』のことを!

たったひとつの型式で、ドコモ、au、ソフトバンク各社のデムパに対応しちゃっているという、まさにスーパーマルチバンドなフリーダム・マシ~ン(仮)。

3G、LTE(4G)、どんと来いっなのであります。

が、です。

現状では、『mineo』及び『UQ mobile』といったau系MVNOのSIMは、テザリングはおろか、LTEでのデータ通信そのものが出来ません




iOS 7.1.2 まではデータ通信は出来ていたのです。でも、iOS 8以降は、突然、“データ通信までもが不可”となりました。

auの意思か、Appleの意思かは存じませんぬが、OSのアップデートで“何でも出来ちゃう”証明なのでした。

逆に、iOS8以降、喜んでいるのが、ドコモ系MVNOのSIMを使っているユーザー

au系とは逆に、テザリングまでもが可能となったのでした。

この理由を調べてみたのですが、“IIJの中の人”曰く、ドコモは法人向けにSPモード用以外のAPNをもつ「ビジネスmopera」ってのを提供していて、iOS 7時代に既に法人との間で“iPhoneでは、テザリングが出来ない”旨のトラブルが発生していた可能性があり、それに対してAppleが、iOS8になってやーっと対応したのかもネ(注: 超訳)、とのことでした。

繰り返しますが、Appleの胸先三寸でどうにでもなるってことです。

ここでAppleの収益の柱を再確認しましょう

ズバリ、iPhone大黒柱、一本のみ、です。

北米でも日本でも、“2年縛り”を大前提としつつ、通信費だか、端末代のローンだか、判然としない、“うっすら高い、月々の支払い”をユーザーが続ける結果、Appleの手元には、莫大な利幅をもつiPhoneの収益がもたらされるという次第。

なので、6,000円とか、8,000円とか、1万円とかの“額”をユーザーがキャリアに払い続けてくれないと、巡り巡ってAppleが困ることになるんですね。

音声通話付きにて、2GBで、1,600円、4GBで、2,300円、7GBで、3,300円なんつー、限りなく通信費の原価に近い商売をやられたら、Appleショーバイの“つけ入る隙”がまさに無くなるわけです。

つまりキャリア(MNO)とAppleは一蓮托生。

またSIMフリー端末が大手を振ると、“2年縛り”のサイクルも狂うわけです。これもAppleは避けたい。なのでたとえば、2014春のキャッシュバック祭りで購入したiPhone5sのキャリアSIMを、iPhone6のSIMフリーモデルにソーニューすると、自動的に使えるようになっちゃうってのも実は避けるべきなのです。

実際、各キャリアは、仮にApple謹製SIMフリー端末であっても、動作保証はしていないし、「定額プラン」の適用外になる可能性もある、としてユーザーに脅しを掛ける始末.......。明らかに、推奨なんて、てーんでしていない。

その点に於いては、明らかにApple側もヌルいのです。

果たして、我が国の2014春のキャッシュバック祭りにて、どれだけのiPhone 5s/5c の端末及びキャリアSIMが、タダに近い金額でバラ撒かれた事でしょうか......

間違いなく、そんな異常な国は日本だけ。

ドコモがiPhoneに初参入の春商戦、及び、4月1日からの消費税増税前ってのが、狂気に拍車を掛けたのは間違いないところではありますが.......。

なので大きな方向性としては、今後iPhoneのSIMフリーモデルは、キャリア純正SIM以外を冷遇する可能性があります

既に、mineoとUQモバイルはそれ。

そして現在、ドコモ系MVNOの格安SIMにて、フリーダム感をお感じになっている諸兄であっても、mineoとUQ mobileと同じ道を辿る可能性は否定できません。

状況を鑑みると、そろそろOTAされると噂されている「iOS 8.2」あたりで、すっごく危険。

なぜなら、iPhone 6 / 6 Plus のSIMフリーモデル販売停止と、ドコモ系MVNOの値下げのタイミングはほぼ一緒だからであります。

販売休止って商売としては、超・格好悪い。あくまでも中止ではなく、休止。つまり再開はするぞ、と。では再開のタイミングは? 簡単。ジブンたちの都合のいいように辻褄あわせた後ってことですよ。

なので、ドコモのiPhone 5s、5c、6、6 Plus の白ロムも同じことですから、マジで今後のOSアップデートは要注意です。

iPhoneはもちろんのこと、Apple製品には、そもそもフリーダムは無いのです・笑

総務省が半強制的にSIMロック解除をキャリアに強要したとしても、Appleが“やりたい事をやる”のは、きっと変わらない。ドコモの「なんちゃってSIMロック解除」と同じレベルのことが展開されるはず。結果、OSのアップデートの度ごとに、キャリア純正SIMユーザーも含めて、ビクビクし続けなくちゃいけない.......。

個人的には、そういうのは嫌ダなぁ、と思ったりするわけです・笑。

今や“脱獄”してまで、iPhoneに拘る理由も少なくなった気もいたしますしねぇ......。

とりあえず、いぢょ!



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