2012年8月2日木曜日

「東京チカラめし」について



超・お久しぶりに「喰い物ねた」。

『東京チカラめし』であります。

都内某所にて誘われ初体験。

吉野家、松屋、すき家的な「牛丼」をイメージしていたわけですが、どんぶりからしてひとまわりデカイ。そして、味噌汁付き。にもかかわらず……280円っ。←開店特価ではあるらしいですがぁ。

レモン入りの水。ブランドものの七味。そして、寿司屋風のガリ。

もちろんボリュームだけでなく、味もしっかりまとまっている。

松屋がノシてきた当時の「確かに安いけどさぁ……」みたいなノリはない。正直ビツクシ。

で、思い出しました。「牛丼安売り戦争に勝者なし」みたいなちょっと前の記事。

すき家一人勝ちみたいなイメージがあったわけですが、決算見ると、大したことない、みたいなぁ。しかも来店者数そのものがジリジリ減少しているそうな……。ふむ。

で、食べながら調べる・笑。

あー、あの「金の蔵」とかの激安居酒屋を展開している『三光マーケティングフーズ』が仕掛けているのか、と。

しかもスピードが凄い。出店の。

去年スタートしたばかりで、なんと約1年で60店舗達成。今年の8月だけでも8店舗も出店予定。凄い。

超ハイスピード。

しかも駅前の一等地系、つまり徒歩アプローチ主体で出店している。決してお安いテナント料ではないだろう……みたいな立地とか物件ばかり。

まさに勝負って感じ。

また丼物だけでなく、定食系のセットメニューもワンコイン。

一般的なファストフードは、600~700円あたりの客単価狙っているのは明白。これは牛丼屋以外も同様。

けれど、ココは、完璧なる価格破壊を狙っている。凄っ。

これが平成のバトルだね、きっと。

ベースにあるのは間違いなく安定気味の「超円高」。

是非はともかく、円がスーパー高いから輸入食材には超有利な時代背景。

また牛丼屋三社のバトルも、広く眺めれば「似たような文化の中でのバトル」。

しかし「東京チカラめし」は、違う文脈から、牛丼マーケットに参入してきた印象が強い。牛丼といっても煮る系ではなく、焼き系ですし。リセットしてイチから考えてみた、みたいなぁ。

で、これは間違いなく、他の飲食にも絶対に波及する。コンビニ飯も含めて。

あと、店舗名にもあるよう、まずは東京中心の出店。既に関東各県に広がりつつあるが……。従来は地方で成功して、東京上陸みたいなパターンが多数派だったけれど、これに関しては、真逆の流れ。店舗名にあえて「東京」を入れているのも「違い」を自負しているからだと感じる。

ということで、まだまだ東京ローカルでTVCFらしきものも見かけたことのない『東京チカラめし』ではあるものの、夏休み、東京おいでの際は、ぜひ、話の種に……みたいな感じっす。これは間違いなく新しいし、全国制覇するつもりだろうし。

さて、整理すると……

絶対的な激安。
超円高。
メニューリセット。
超ハイスピード出店攻勢。
東京から地方へ。

みたいな感じでしょうか。

まあテナント料とかも安くなっているとは思うものの、勝負は勝負、と。

この間、超・久しぶりにサイゼリアで食べて「まったくもって安い」とは思えない、と思ったばかりでした。正直、凄かった……。安い高いではなく、お金払いたくなかった……。で、「こういうカタチでの(表面的な)安さの訴求ってもう古いのでは?」と感じた。

あと海外から帰って、久しぶりに食べた立ち食いそばの「冷やしたぬき」は量といい、中身といい、「ぼったくり」と感じられた。好きなんですけどね・笑。でもこれも前時代的なビジネスモデルだと痛烈に感じた。電鉄系立ち食いそばだったんで、マジで昭和の大名商売的な匂いが……鼻につくというか。好きなんですけどね、冷やしたぬきは・笑。

でも今回の『東京チカラめし』に関しては、ついに「次がキタかもっ」ってな印象。

これからも要チェックといったところでしょう。

ps. どうも店員さんは、大盛りで出したかもしれない、ミスで……。あるいは並用の器が一時的に切れていて、大盛り用の器で出した……そのどちらかだと判明しました。マジっす。






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